「Information Assessment System V2.1」は、メモリ型高速データ処理エンジン「InfoFrame DataBooster」を新たに搭載することで、従来リレーショナルデータベースを使って行っていた、不要ファイルの検出や集計処理を、メモリ上で一括処理することを可能としたという。これにより、従来製品に比べ約40倍の処理性能を実現するとともに、大規模なファイルサーバの高速分析が可能となり、肥大化しているファイルサーバの不要ファイルの整理・活用を支援するとしている。
発表によると、新製品の主な特徴は次の通り。
・ファイルサーバをメモリ上で高速分析
メモリ上で分析を行うことで、大容量のファイルサーバを従来比約40倍の高速分析が可能。これにより、事前の分析処理が短時間化し、対話的に条件を追加・変更した効果的なファイルサーバ整理を実現。
・大容量ファイルサーバに対応
「InfoFrame DataBooster」の圧縮機能を使うことで、従来製品と比較して5倍のファイル容量(50TB)の分析処理に対応。
・アクセス権管理機能を追加
ファイルサーバのアクセス権設定状況を可視化。さらに権限変更機能により、必要に応じて権限の追加・修正・削除が可能で、人事異動などに伴い起こりうるファイルの不適切なアクセス権の発見と修正が可能。
・ファイルサーバ運用管理者業務を効率化
ファイルサーバの利用状況や肥大化原因の把握が容易なダッシュボード画面を刷新。フォルダ単位でのファイル整理機能など、不要ファイルの手動整理機能に加えて自動整理機能を強化。さらに、ファイル容量切迫時や、自動整理実行時の運用管理者への通知機能を新規に追加し、ファイルサーバ運用管理者業務の効率化を実現。
■「Information Assessment System」の詳細
http://www.nec.co.jp/soft/ias/