佐賀県庁の海外プロモーション支援システムは、6週間という短期間で構築され、連係したセールスフォース・ドットコムの社内向けソーシャルネットワーク「Salesforce Chatter」でユーザー間のリアルタイムコラボレーションを実現するとともに、モバイル端末を通しての顧客・製品情報へのアクセスを可能にしたという。
佐賀県では、国際戦略「世界とつながる佐賀県行動計画」を2011年6月に策定し、まず東アジアをターゲットとして経済的・人的交流を促進する取り組みを強化してきたという。2011年10月には、中国の瀋陽と香港に現地事務所を設置し、県産品の海外販路開拓・拡大や、県内企業の海外事業展開の支援、外国人観光客の誘致などに取り組んできたという。
このようなプロモーション活動を効率的かつ機動的に進める基盤としてアジャイルなITの活用が求められており、迅速かつ低コストで導入可能なシステムとして実績があるセールスフォース・ドットコムのソーシャルエンタープライズプラットフォーム「Force.com」が選ばれたとしている。
このシステムの開発は、地元佐賀県の企業プライムにより進められ、6週間という短い期間で本稼働に至ったという。 このプロモーション支援システムでは、海外拠点での活動情報や顧客情報などが集約され、佐賀県の本庁と共有されるという。
また、システムと連係した社内向けソーシャルネットワーク「Salesforce Chatter」により、本庁職員と海外拠点の職員の間でリアルタイムなコラボレーションが可能になったという。さらに、iPadなどのモバイル端末を活用することにより、システムに集約された顧客・製品情報へのアクセスがいつでも、どこからでも、容易にできるという。
■「世界とつながる佐賀県行動計画」のWebページ
http://www.pref.saga.lg.jp/web/kensei/_1363/sekai-keikaku.html
■セールスフォース・ドットコムのWebページ
https://www.salesforce.com/jp/