SRA OSS、電通国際情報サービス、野村総合研究所は4日、「オープンソースビジネス推進協議会 (OBCI)」 の設立を発表した。情報提供や教育サービスなど各種の啓蒙活動を通して、オープンソースソフトウェア(OSS)の普及と市場拡大を目指す。
OBCI設立の背景には、日本におけるOSS普及度の低さ、特に企業利用の伸び悩みがある。従来は懸念材料が多かったエンタープライズ領域だが、現在は有償サポートなども充実してきており、十分実用に耐え得るものとなってきていると同協議会は指摘。状況の打開には情報提供を通したユーザの認知向上や、教育や品質などユーザの要望に応える支援体制を整える必要があると判断し、今回の設立へと至った。
今後は、ユーザ企業に対するミドルウェアを中心としたOSSの情報提供や、情報サービス企業への有償サポート、教育サービスの提供を行っていく予定だ。
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