「Soliton ID Manager」によって、企業の重要な情報資産を守るために、確実なID管理と、適切な権限での利用のための認証基盤の整備や再構築が実現できるという。
今回発表された「プロビジョニングベースパックv1.0」では、クラウド運用を想定した最新設計と、新たに開発された高速なプロビジョニングエンジンの搭載によって、グローバルに展開するような企業が求める、大規模システムへの対応や柔軟なルール運用によるID自動メンテナンスを実現するという。
さらに、今年中にリリース予定の「情報資産アクセス管理ベースパック」は、情報資産に着目し、IDそのものの管理に加え、その先で求められる「(そのIDで)誰が・どのシステムを・どのくらいの期間・誰の承認により・どのような権限で・使えるようにするのか」について、現在の状態だけでなく、過去の履歴を含めた一元管理((情報資産アクセス管理)を実現する予定だとしている。
発表によると、「Soliton ID Managerプロビジョニングベースパックv1.0」の特徴は次のとおり。
1. クラウド運用を想定した最新設計
・マルチテナント対応
1つのシステム内に複数サイト(テナントに相当)を構築し、各サイトで独自のポリシーを適用することで、個別のシステム運用が可能。本番環境と開発環境や、本社と関連会社といったサイト分けを行うことで、運用ポリシーは別々に適用しながら、管理対象システムの一部を共有させるような運用も可能。
・RESTアーキテクチャの採用
クラウド環境に配置された「Soliton ID Manager」サーバーは、各サイトまでREST(HTTPS)で処理リクエストを送信するため、クラウド運用環境においてもセキュアな処理が可能。送信されたリクエストは、各サイト内ローカルネットワーク上のADやLDAPシステムに対しては、WindowsやLDAP等のネイティブAPIでプロビジョニング処理。
2. 高速プロビジョニングエンジン
プロビジョニング処理リクエストは、複数のサイトや管理対象システムに対して並列処理されるため、管理対象やユーザー数が大規模なシステムにおいても、安定して高速な処理を継続。
3. セキュアなSSO&パスワード運用環境
SSO(シングルサインオン)基盤製品との連携が可能です。「定期的なパスワード変更要求」や「失念時のパスワード自動再発行」等のパスワード運用機能により、快適かつセキュアなSSO&パスワード運用環境を実現。
■製品の詳細
http://www.soliton.co.jp/products/management/idmanager/index.html