今回発表されたプラットフォームは、メタデータの検出、管理、組織化を行うエンバカデロの製品ポートフォリオを包括するものだという。また、実績のあるデータベースモデリングツールの最新バージョン「ER/Studio XE3」をリリースしたという。これにより、企業におけるモデリングとその影響分析をより広範なメタデータに対して行うことが可能になるとしている。
エンバカデロは、データガバナンスにおけるメタデータの重要性は、ビジネスニーズや要求(ポリシー)と、情報やデータ値とのつながりを提供することによって、組織のデータから価値を取り出すために不可欠なものだとしており、エンバカデロのポートフォリオは、事業計画やソフトウェア開発のライフサイクル全体を通じて、「ガバナンス対応」にしているという。
また、データガバナンス戦略のサポートの一環として発表された「ER/Studio XE3」は、膨大な量のデータを正確に理解可能にし、関連付けされたメタデータを完全にキャプチャーして活用できるようにすることで、競合優位性をもたらすとしている。「ER/Studio XE3」の新バージョンには、次のような機能が含まれているという。
・物理、論理、概念モデル間のエンタープライズモデリングと影響分析のための高度なユニバーサルマッピング機能
・完全なフォワード/リバースエンジニアリングを可能にするカスタムデータ型の作成機能
・Microsoft SQL Server 2012、Teradata、IBM Netezza、EMC Greenplum、Microsoft Windows 8のサポート
・大規模モデルの管理のサポートが容易に
・ユーザーインターフェイスの改善、新しい検索エンジンの搭載により新しくなったER/Portal
なお、エンバカデロのメタデータガバナンスの機能は、対応するエンバカデロ製品の最新バージョンで利用可能だという。「ER/Studio XE3(英語版)」は、1月28日から購入可能。また、「ER/Studio XE3」の日本語版の提供時期は、2013年第1四半期後半を予定しているという。
■「ER/Studio XE3」の詳細(英文)
http://www.embarcadero.com/products/er-studio