「NetAttest BigData」は、ITシステムのログをセキュリティやコンプライアンスなどに活用するログマネジメントの導入にかかわる課題を解消し、簡単にログ集約・分析を行う統合ログ分析アプライアンスだという。
バージョン1.0は、ソリトンのアプライアンスが対象で、セキュリティ対策やコンプライアンス対応など、さまざまな用途に役立つソリトン製品のログ分析レポートを標準搭載し、ログ収集設定を行うだけですぐに運用をスタートできるとしている。
「NetAttest BigData」は、ソリトン独自のアプライアンス設計ノウハウと、アプライアンス専用OS「NAOS」により、長期間の安定稼働とログ分析システムに特化したハードウエアチューニングによる最適なパフォーマンスと高信頼性を両立させたとしている。
この製品は、高機能な分析エンジンであるSplunkを採用しており、分析時の高速なレスポンスとログフォーマットに依存しない拡張性と、テラバイト級のログ分析が可能なシステムで、管理者の運用時の負担も軽減するという。
なお、今回は発表された製品は、ソリトンのネットワーク認証アプライアンスの「NetAttest EPS」、DHCP/DNSアプライアンスの「NetAttest D3」、ファイル共有アプライアンスの「FileZen」にのみ対応しているが、今後順次、対応製品を追加する予定だという。
「NetAttest BigData V1.0.0」の主な機能は次のとおり。
・ソリトン製品を最大限に活用する分析レポートを搭載
・ユーザー自身によるレポートの作成、レポート結果の共有、アラート通知など柔軟な運用が可能
・詳細なユーザー・ロール管理、内部監査ログのレポートなど基本機能を網羅
・アプライアンス自体の稼働状況把握・外部ストレージへのバックアップ機能などメンテナンス機能も搭載