富士ゼロックス、紙とクラウドコンテンツを融合するサービス「SkyDesk Media Switch」を提供開始
PDFや印刷物の「マーク」からクラウドのコンテンツにリンク
「SkyDesk Media Switch」は、富士ゼロックスの米国関連会社FX Palo Alto Laboratory, Inc.が研究・開発した類似画像検索技術「Embedded Media Markers」を活用し、スマートフォンで印刷物を撮影すると、その画像に紐付けられた動画やWebなどのマルチメディアをスマートフォン上に配信できるしくみを提供するクラウドサービスだという。「Embedded Media Markers」とは、独自の編集ツールにより半透明なマーカーを付加し、紙と電子コンテンツを紐づける技術だという。
このサービスは、販促物等の企画、制作、印刷を行っている企業に対して、紙面上の場所とリンク先の情報を指定するだけで、紙とマルチメディアを簡単に結びつけるツールを提供するという。これにより、これまでの制作フローを大きく変更することなく、印刷データ(PDFデータ)とインターネットにつながったパソコン、そして出力する印刷機さえあれば、その場で簡単にマルチメディアを活用した印刷物を制作でき、対象の業務、コンテンツに合わせて、紙とマルチメディアを融合させたコミュニケーションが可能になるとしている。
スマートフォンユーザーに対しては、印刷物を撮影して動画やWEBを閲覧するための専用アプリケーションを提供するという。たとえば、印刷されたレストランのメニューから素材の情報やレシピの動画を閲覧したり、商品カタログ、チラシなどの紙面から商品紹介映像などを閲覧できるという。
富士ゼロックスは、2011年から、オフィスのコミュニケーション、コラボレーションにかかわる業務の効率化を支援する「SkyDeskサービス」を提供しているという。スマートフォンの急速な普及により、YouTubeなどの動画がいつでもどこでも視聴できる環境が整いつつあるなかで、コミュニケーションのさらなる深化を支援するために、「SkyDeskサービス」の提供範囲を広げることになったという。
■ニュースリリース
http://prw.kyodonews.jp/prwfile/release/M100203/201302019711/_prw_PR1fl_90450a14.pdf
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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