「Oracle Taleo Cloud Service」は、企業の重要な資産である人材の採用・育成・業績評価・キャリア開発・後任計画・最適配置などの業務を包括的に支援するクラウド型アプリケーションだという。
今回発表した最新版では、従来サービスに加え、人材の採用における評価管理や新規採用者の入社に至るまでの手続きの進捗管理の強化をはじめ、社員の異動や退職にともなう人材情報の管理機能の拡充と業績評価機能の操作性を向上したとしている。
製品の主な強化項目は次のとおり。
1. 評価管理や入社までの採用業務の進捗管理機能の強化
・採用担当者による候補者の評価結果を人材データベースで管理するための評価管理機能の操作性を向上し、採用業務の効率化を実現。
・募集職種別で異なる質問事項の新規作成や作成済み質問事項のフィルター検索による募集要項の新規作成とひな型作成
・採用候補者別に履歴書、職務経歴、推薦状などの関連書類の管理機能を拡充。
・採用決定後、人材の入社日に至るまでに必要な書類の提出や連絡事項などを進捗度合いに応じて割合で表示して、採用業務の遅延防止を支援。
・ユーザーが検索条件を入力することなく、キーワード別に検索結果を提示して、サイト内の検索やナビゲーションを容易にする日本語でのファセット検索とソート機能を強化。
2. 社員の異動、退職、再雇用にともなう人材情報の管理機能の拡充
・企業によって異なる社員の異動、退職、再雇用の規則に応じた採用プロセスの条件設定の機能を強化。
・採用候補者、社員、退職者の登録情報の管理は国や地域の労働基準法にもとづいた対応が可能。
・退職者の個人情報は削除できるが、一度登録したユーザーを識別するような社員番号などの履歴は将来的な再雇用を想定して抹消しない機能を追加。
3. 業績評価やキャリア開発機能などの操作性向上
・企業別のカスタムオンラインヘルプ機能を追加。 ・入力可能な項目や文字数の増加により、社員のプロフィール情報を充実。
・業績評価やキャリア開発機能の編集、検索、フィードバック機能を強化。
■ニュースリリース
http://japanmediacentre.oracle.com/content/detail.aspx?ReleaseID=2953&NewsAreaId=2