「HAF」を搭載可能なストレージ製品として、新たにミッドレンジのユニファイドストレージ「Hitachi Unified Storage 150(HUS150)」を追加し、ストレージデバイスとしてHDDを搭載せず、「HAF」のみを搭載することによって、大容量データの高速処理を低コストで実現するオールフラッシュモデル「Hitachi Unified Storage 150 all flash(HUS150 all flash)」を製品化したという。
また、「HUS150」の上位機種である、エンタープライズディスクアレイシステム「Hitachi Virtual Storage Platform(VSP)」およびユニファイドストレージ「Hitachi Unified Storage VM」(HUS VM)」向けには、2倍に容量を拡大した「HAF」を開発し、容量あたりの導入コストのさらなる削減を可能するとしている。
さらに、「HUS VM」向けには、「HAF」などのフラッシュ媒体を活用した際のデータ処理性能を従来の約2倍に向上するソフトウェア「Flash optimization」を開発し、ミッドレンジストレージ製品で最高レベルの性能を実現可能にしたという。
今回のストレージ製品強化の概要は次のとおり。
1. 「HAF」を搭載可能なストレージ製品として「HUS150」を追加しオールフラッシュモデル化
「HUS150」向けには、一般的なフラッシュ媒体の2倍*の容量となる1.6TBの「HAF」を提供。また、オールフラッシュモデル「HUS150 all flash」を製品化。
2. 大容量化した「「HAF」を「VSP」、「HUS VM」向けに提供
容量を2倍に拡大し、一般的なフラッシュ媒体の4倍に相当する3.2TBの大容量を実現した「HAF」を「VSP」、「HUS VM」向けに開発。それにより、容量あたりの導入コスト、ストレージデバイスの設置スペースを大幅に削減可能に。「HUS VM」では、最大96台、「VSP」では最大192台の「HAF」を搭載でき、それぞれ307.2TB、614.4TBまで拡張可能。
3. フラッシュ媒体活用するるソフトウェアを「HUS VM」向けに提供
「HUS VM」のストレージコントローラと、「HAF」などのフラッシュ媒体のデータ読み込み処理の最適化を図ることで、フラッシュ媒体を活用した際のデータ処理性能を、従来の約2倍に向上させるソフトウェア「Flash optimization」を開発。
【関連リンク】
「日立ストレージソリューション」のWebページ