シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社は、サーバー上でクライアントPCのアプリケーションを稼働させることで、アプリケーションの仮想化を実現する「Citrix XenApp (以下、XenApp(ゼンアップ)」を利用する際の本人認証として、世界で初めて、指静脈による認証が可能となるシステムを開発したことを発表した。
本システムは、株式会社日立製作所の協力のもと、開発したもの。日立から「指静脈認証連携支援サービス」として、7月11日から提供が開始される。
今回、開発したシステムでは、シトリックスのXenAppと、日立の指静脈認証技術を活用した小型・非接触の「日立指静脈認証装置」(PC-KCA100)、そしてサーバー上で指静脈データを暗号化して一元管理、認証を可能にする「指静脈認証管理システム」とを連携。指静脈を利用するため、ID/パスワードの盗難・流出による成りすましなどが防げるため、より確実な本人認証が可能となる。利用の際には、指を装置にかざすだけの簡単な操作で認証できるため、複雑で定期的な変更が必要なパスワードを覚えて入力する手間が省けるなど、セキュリティの強化に加えて利便性の向上も実現する。