バックアップストレージ製品「HP StoreOnce」で発表されたのは、次の5モデル(カッコ内は税抜き参考価格と出荷開始日)。
・「HP StoreOnce 2700 Backup」:小規模環境やリモート拠点向け(1,200,000円~、12月19日)
・「HP StoreOnce 4500 Backup」:中規模環境向け(4,000,000円、12月19日)
・「HP StoreOnce 4700 Backup」:中規模環境向け(11,000,000円、12月19日)
・「HP StoreOnce 4900 Backup」:大規模環境およびデータセンター向け(個別見積もり、12月19日)
・「HP StoreOnce 6500 Backup」:大規模環境およびデータセンター向け(個別見積もり、12月19日)
また、アーカイブストレージ製品「HP StoreAll」では、次の2モデルが発表された。
・「HP StoreAll 8200 Gateway」:ゲートウェイタイプ(個別見積もり、12月23日)
・「HP StoreAll 8800 Storage」:アプライアンスタイプ(個別見積もり、12月23日)
バックアップストレージ製品「HP StoreOnce」において、第4世代となる新モデルでは、HP独自の連携型重複排除エンジンをベースに、最新ProLiant Gen8テクノロジーでハードウェアを一新し、大幅に性能、容量を強化したという。
エントリーモデルの「HP StoreOnce 2700 Backup」では、前モデル(HP StoreOnce 2620i Backup)に比べて使用可能容量を2倍、バックアップ性能を3.7倍に向上。またミッドレンジモデルの「HP StoreOnce 4500 Backup」では、前モデル(HP StoreOnce 4220 Backup)に比べて使用可能容量を2倍、バックアップ性能を4.5倍に向上したという。
さらに、ソフトウェアによる機能強化として、連携型重複排除「StoreOnce Catalyst」のアプリケーション連携を拡張し、「Oracle RMAN」に対応。これにより、DBからのダイレクトバックアップが可能になるという。
また、データセキュリティ機能についても強化し、保存データ暗号化とセキュアなデータ消去機能を新たに搭載したほか、上位モデルの「HP StoreOnce 4900 Backup」では、マルチテナント機能に対応したとしている。
あわせて発表された、アーカイブストレージ製品「HP StoreAll」においてもラインアップを刷新し、性能、機能を強化したゲートウェイタイプ「HP StoreAll 8200 Gateway」とアプライアンスタイプ「HP StoreAll 8800 Storage」の2モデルの提供を開始するという。
新モデルでは、ハードウェアを一新し、ラックあたり1.6PBの拡張性を実現。また、OpenStackのオブジェクトストレージに対応し、クラウド環境に向けたアーカイブプラットフォームを提供するという。さらに、コンプライアンス対応、高速検索の機能強化が行われたという。