今回の買収により、いかなるサイバー攻撃に対しても、攻撃を検知し、停止させる能力を持つ、保護ソリューションに関するリーディングカンパニーとしての位置を確立したとしている。
これまで、相互補完的なソリューションを提供してきたファイア・アイとMandiantは合併により、リアルタイム検知、コンテクスチュアルな脅威に関する知識、事案発生時の迅速な対応といった、企業や組織のニーズに対応する企業になったという。
ファイア・アイは、目的に合わせて設計される仮想マシンベースの「Multi-Vector Virtual Execution(MVX)エンジン」の導入によって、仮想マシンの技術をセキュリティの世界に提供しているという。
また、Mandiantは、クライアント向けセキュリティ、事案発生時の対応および課題修正における業界リーダーとして認知されており、クライアント向けセキュリティは世界で200万以上のデバイスにインストールされているという。
発表によると、今回の合併により、Mandiant社の次のような機能が提供可能になるとしている。
・クライアント向けセキュリティ脅威検知、対応、修正製品
Mandiantのクライアント向けセキュリティ製品は、すでにファイア・アイのプラットフォームに統合されており、企業や組織のセキュリティ・チームが、ファイア・アイのネットワーク・ベースの脅威検知および防御プラットフォームを用いてさまざまな角度から検証することで、潜在的なセキュリティ事案について、より正確な決定を可能に。
・高度な脅威インテリジェンス
高度なインテリジェンス情報を200万台以上のデバイスで継続的に実施されているモニタリングや、セキュリティ・インシデント対応チームとレメディエーション・チームから集約。それをリアルタイムのインテリジェンスと組み合わすことによって、防御と攻撃についてのリスクレベル、攻撃者の身元、攻撃のターゲットなどの情報を取得可能。
・セキュリティ事案対応と、セキュリティ・コンサルティング・サービス
セキュリティ事案対応専門家からなる広範なチームが、あらゆる規模のすべての業界組織にまたがり、数百件もの事案対応を実施。さらに、「Mandiantマネージド・ディフェンス」モニタリング・サービスを提供。
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