Talend、オープンソース版統合基盤ソフトウェアをApacheライセンスへ移行
ソフトウェアベンダーが自社製品に組み込むなどTalend技術の利用が容易に
Talendでは、今回のApacheライセンスへの移行について、ソフトウェアベンダーなどは、自社製品に組み込むなどTalend技術を利用することが容易になり、付加価値の高いソリューションが提供されることが期待されるとしている。
また、これにより、Talend技術の広範な利用が促進されるため、ユーザーのデータ活用が拡大することことになるとしている。
Talendがオープンソースで提供している「Talend Open Studio」シリーズには次のの5つのツールがある。
・Talend Open Studio for Big Data:ビックデータのロード、抽出、変換、処理
・Talend Open Studio for Data Integration:さまざまなシステム上のデータの変換、連携処理
・Talend Open Studio for Data Quality:データ品質を高めるためのクレンジング処理
・Talend Open Studio for ESB:信頼性と拡張性の高いエンタープライズサービスバス(ESB)
・Talend Open Studio for MDM;マスターデータ管理
このうち、Apache Hadoopに対応した「Talend Open Studio for Big Data」は、2012年の発表当初から、Apacheライセンスの下で提供してきた。
また、「Talend Open Studio for Data Integration」「Talend Open Studio for Data Quality」「Talend Open Studio for ESB」は、ライセンス移行の最初のステップとして、従来のGPLライセンスからLGPLライセンスに移行しており、年内にApacheライセンスに移行予定だという。
【関連リンク】
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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