セゾン情報システムズとPivotalジャパンは、今回の技術提携により、さまざまなプラットフォームとつながり、高速で信頼性の高いファイル転送が可能な「HULFT」と、構造化データの高速処理を可能にする「Pivotal Greenplum Database」および、大量の構造化データとさまざまな非構造化データを統合して高速処理する「Pivotal HD Enterprise(Pivotal HD)」のパラレルデータ連携を行うという。
これにより、企業のシステムに散在しているデータを高速かつ効率的に収集し、統合的に分析・活用するビッグデータ分析基盤を構築することが可能となるとしている。さらに、HULFTのクラウド対応をさらに推進するため、Pivotal CFに対応し、PaaS上でのサービスをより容易、かつ迅速に利用できるようになるという。
「Pivotal Greenplum Database」は、全世界で700社以上の導入実績を持つスケールアウト型・大規模並列処理データウエアハウスソリューション。クラウド環境を含め、小規模環境からペタバイトクラスの大規模環境まで、柔軟かつ最適なシステム構成を実現することが可能だという。
「Pivotal HD Enterprise」は、Apache Hadoopをベースとし、「Pivotal Greenplum Database」の10年以上にわたる開発で培った大規模並列処理技術と仮想化技術を統合することで、クラウド基盤にも対応可能なHadoopディストリビューションになっている。
「Pivotal CF」は、PaaSの業界標準を目指し、Pivotalが中心となり推進しているオープンソースプロジェクトであるCloud Foundryのテクノロジーをベースとしたエンタープライズ向けPaaS。
「HULFT」は、全世界で40か国、8,000社で使用されているファイル転送ツール。従来のホストやUNIXとの連携に加え、大幅な機能拡張により、クラウドへの高速アップロードやWAN高速伝送の用途等へ利用拡大をめざしているという。