アニコム損害保険は、ペット向けの保険販売を主軸とした損害保険会社。保険販売や50万件を超える保有契約の管理、年間約200万件の保険金支払いなど、社内の基幹業務を支えるITシステムの安全性と安定稼働の維持、および内部統制の整備と運用は事業上の必須課題だったという。
こうした課題の解決策として、エンカレッジ・テクノロジは、運用統制ソリューション「ESS AdminControl」と「ESS REC」を活用した特権ID管理を提案、この4月30日に両製品の採用が決定したという。
今後、約2か月を目途に、アニコム損害保険のシステムに対して両製品を導入し、6月末からシステムの運用を予定しているという。
今回の製品導入によるシステムの特徴は次のとおり。
・パスワードを隠ぺいしたまま特権IDを貸出
事前に申請・承認された作業に対してのみ、作業者にパスワードを教えることなく特権IDを貸出す仕組み。システムに対する無許可のアクセスなど、特権IDの濫用を防止。
・共有型の特権IDの利用者を特定
特権IDが複数の作業者間で共有される場合でも、利用者を特定する仕組み。利用者を特定することで、作業内容の後追いを効率化。
・作業内容の克明な記録
特権IDを使用した作業の内容を動画とテキストで克明に記録する仕組み。GUI操作の多いWindows上の作業やUNIX/Linux上のコマンド作業ももれなく記録。
・効率的な点検・監査
「ESS AdminControl」と「ESS REC」が作成するレポートをもとに、定期的に作業内容を点検・監査する仕組み。点検の優先度を色分けして表示するなど、点検・監査を効率化。
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