「SUSE Manager 2.1」では、ユーザビリティ、プロビジョニング機能、コンプライアンス/セキュリティ、電力管理機能が強化されており、これらの機能が統合されることで、データセンターの複雑性や顧客コストを、これまで以上に軽減できるとしてる。
「SUSE Manager 2.1」は、アセット(資産)管理、プロビジョニング、パッケージ管理、パッチ管理、構成管理、再配置機能に対応しており、Linux環境で包括的なライフサイクル管理を実現するという。
「SUSE Manager」を使用し、システムの状況を監視しつつ、コンプライアンス、規制、セキュリティの各種要件に対応することで、管理者が迅速かつ適切な対応を取る上で欠かせない情報が得られるとしている。
発表によると、「SUSE Manager 2.1」の特徴は次のとおり。
・セットアップウィザードの改善:SUSE Managerを最大限機能させる上で欠くことのできない構成を、基本ステップを通じて、より簡単・迅速にインストールすることが可能。
・Webユーザインターフェイスの向上:小型画面向けの閲覧機能が向上しており、モバイルデバイスを使用し、より効率的なシステム管理が可能。
・アクションチェーン機能:関連する管理アクションをワンステップに一元化し、実行することで、時間を節約し、生産性を向上。
・無人ベアメタルプロビジョニング機能:IPMI(Intelligent Platform Management Interface)プロトコルを通じて、ベアメタルシステムの電源のオン/オフおよび再起動が可能。
・OpenSCAP(SCAP:Security Content Automation Protocol - のオープンソース実装):構成と脆弱性のスキャンを実行し、SCAPのスキャン間で容易に比較を行い、セキュリティを向上させつつ、コンプライアンスチェックを簡単に行うことが可能。
・CVE(Common Vulnerability and Exposures)データのインターフェイス:脆弱性の管理、セキュリティの測定、コンプライアンス対応を自動化するほか、セキュリティの脆弱性を短時間で特定することで、IT部門のセキュリティを向上。
・パッケージロック機能:パッケージをロックすることで、新しいパッケージや古いパッケージによる上書きを禁止。これにより、ミッションクリティカルなアプリケーションのステータスが維持され、不要な変更から保護。
【関連リンク】
「SUSE Manager 2.1の詳細