「Soliton ID Manager」は、適切なアクセス管理に必要な、人、権限、デバイスなどの情報を一元管理し、「運用の自動化」や「アクセス権限の見える化」によって、許可された人、権限、デバイスによるアクセス管理を低コストで実現する。
アクセス権限の設定・管理をシステム部門から現場委譲することも可能で、特にファイルサーバーのアクセス権管理において最適なソリューションを提供するという。
さらに、ソリトンの認証アプライアンス「NetAttest EPS」との連携も強化し、人事システムと連携したアカウントや権限管理に加え、ワークフローを使ったデジタル証明書の自動発行連携まで可能になるとしている。
「Soliton ID Manager V2.2」の主な機能は次のとおり。
1. アクセス権限管理の現場委譲:情報資産の管理者に対して、情報資産単位で「誰に、どのような権限で、どの期間、どのような理由で付与されたのか」を見える化し、気になるアクセス権限があれば、本人や上司に確認して、随時変更可能に。特に、ファイルサーバーのフォルダーアクセス権の設定・管理運用を、システム部門から現場の各部署の管理者に委譲することで、アクセス権設定の正確性や対応スピードの向上、運用コストの低減を実現。
2. 既存アプリケーションをそのままにシングルサインオンを実現(Smart eGate連携):次世代型透過型シングルサインオン製品「Smart eGate」をともに導入することで、既存のアプリケーションを変更することなく、多要素認証を使ったシングルサインオンを実現し、マルチデバイス環境での認証強化と利用者への利便性向上を実現。
3. 証明書発行の自動化(NetAttest EPS連携):認証アプライアンス「NetAttest EPS」と連携し、専門的な知識がなくても、デジタル証明書を使ったマルチデバイス環境でのネットワーク認証基盤が構築可能。証明書の配布や更新についても、デバイスを回収することなく、申請・承認されたデバイスに対してのみ、安全に自動発行・配布、更新する仕組みを提供。BYODの実現や、会社支給のデバイスのみを利用可能とするようなシャドーIT対策にも有効。
4. 仮想アプライアンス化により短時間で導入:ソリトンが独自開発したセキュアな専用OS「NAOS」上で動作する、Virtual Appliance(仮想アプライアンス)をラインナップに追加。インストール作業が不要で最初から最適化された状態で納品されるため、WebアプリケーションサーバーやRDBなどの専門知識がなくても、簡単に導入・運用が可能。