「kintone」は、業務システムをドラッグアンドドロップ操作で素早く構築することができるクラウドサービス。国内で2,000社以上で利用実績がある。
今回、第三者が提供するプラグイン取り込みが可能になったことにより、業務において必要な他システム連携、画面表示のカスタマイズがユーザー自身の手でかんたんに実現できるようになるという。
「kintone」では、これまでもJavaScriptファイルによるカスタマイズは可能だったが、利用状況にあわせてJavaScriptファイルの値を変更したり、複数のJavaScriptファイルを組み合わせて適用したりする必要があった。
そこで、2014年6月にプラグイン取り込み機能の提供を開始。プラグイン取り込みボタンからプログラムを取り込むと、必要な設定画面が表示されるため、プログラムの知識がないユーザーでも簡単に「kintone」のカスタマイズが可能になった。
発表では、新たに開発されたものの一例として次のようなサードパーティープラグインをあげている。
・Smart at estimate(提供:M-SOLUTIONS):iPad見積サービス「Smart at estimate」の連携プラグイン。
・住所のマップリンク化(提供:タイムコンシェル):住所をクリックするとGoogleMapの地図が開くプラグイン。
・kintoneスタンプ(提供:レキサス):コメント欄にてスタンプ機能が使えるプラグイン。
今回のアップデートで、サイボウズ以外の第三者から提供されたプラグインも利用できるようになった。他サービスと「kintone」との連携プラグインや、「kintone」アプリのデータをより効果的に利用するための機能拡張プラグインなど、ユーザーが必要なアプリに必要なプラグインを設定すれば、業務にあったシステムを「kintone」ユーザー自身が作り上げていくことが可能になった。
なお、今回の発表に先立って、cybozu.com developer networkにエントリーしている開発者から10種類を超える「kintone」プラグインがリリースされているという。