新製品は、従来の統合型システムの特徴である導入の容易さに加えて、仮想基盤サーバや仮想化ソフトウェアなどの組み合せパターンを22種に拡張し、柔軟なシステム構成を実現するという。
利用部門が日常運用を行う管理画面である「セルフサービスポータル」を新たに搭載し、管理部門が従来行っていた運用管理の一部を利用部門へ委譲できるため、管理部門の負担を軽減するとしている。
さらに、クラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」とのハイブリッドクラウド環境においても効率的な管理を可能するという。
今回発表されたのは次の3製品。出荷開始はいずれも8月下旬の予定(カッコ内は税別価格)。
- 「Cloud Platform Suite エンタープライズパッケージ R5」(3,860万円~)
- 「Cloud Platform Suite ベーシックパッケージ R5」(1,300万円~)
- 「Cloud Platform Suite ライトパッケージ R5」(220万円~)
新製品の主な特徴は次のとおり。
1. サーバやストレージなどの組み合せパターンを22種に拡張
統合型システムの特長である導入の容易さに加え、仮想基盤サーバや仮想化ソフトウェアなどを選択可能とし、組み合せパターンを22種に拡張。
また、従来と比べ小規模な構成である仮想基盤サーバ単体の提供が可能な「ライトパッケージ」を新たにラインアップに追加。これにより、大容量のストレージが不要で初期コストを抑えた仮想基盤サーバ単体からの導入が可能。
2. 利便性向上と管理の効率化
新製品のセルフサービスポータルを利用することで、利用部門は仮想マシンの申請や電源操作等の日常運用を管理部門に依頼することなく直接行うことが可能。
これにより、利用部門の利便性を向上させるとともに、管理部門の運用負荷を軽減。また、ITリソースの使用状況をビジュアル表示することで、仮想マシンの追加・削除などのリソース管理を容易に実現。
3. ハイブリッドクラウド環境の一元的な管理を容易に実現
「NEC Cloud IaaS」と「CPS」を併用する場合、「NEC Cloud IaaS」のセルフサービスポータルから一元的な監視が可能で、効率的な管理を実現。