日本オラクルは、自社導入型業務アプリケーション製品の既存顧客に向けて、クラウドへの移行を促すプログラムとして「Oracle Customer 2 Cloud」を3月より展開している。
その中で、IT資産の状況把握と最適化、さらにはクラウドへの移行を支援する取組みへのニーズは極めて高いことがわかったという。
そのため、日本オラクルでは、専任組織「クラウド・カスタマー・コンシェルジェ」を発足して提案活動を強化、拡充することを決定したという。
「クラウド・カスタマー・コンシェルジェ」は、顧客システム全体の現状を把握するための調査と評価を行う無償アセスメントを実施し、ソフトウェアとハードウェアと含めた既存のIT資産を無駄にすることなく、クラウドを有効的に活用してIT環境を最適化するための新しいシステム構成案を作成する。
「クラウド・カスタマー・コンシェルジェ」の活動範囲は、アセスメント対象となるシステムの特定、現状のシステム基盤の整理とその問題点の整理、それらを踏まえた上でのクラウドの活用を想定した新しいシステム全体像と移行計画の立案で、これらの取り組みは無償で実施される。