サイトロックは、2000年からITILに準拠したITシステムの運用体制構築や金融・証券などクリティカルなECサイトのリモート運用サービスを提供してきたが、AWSをはじめとしたクラウド利用が普及するにつれ、サービスの利便性向上やコスト削減効果にバランスして、セキュリティや監査などリスク管理に関するニーズが高まってきているという。
「Report Service for AWS」は、そのような企業ニーズに応えるべくセキュリティ監査に関するレポートをテンプレート化し、自動生成することでITガバナンスに必要な監査レポートを簡単に閲覧できるサービス。
生成されるレポートは、AWS Cloud Trail、AWS CloudWatch Logs、VPC Flow Logs、AWS Config、AWS Billingに対応しており、たとえば、AWS Cloud Trailや AWS Configといったサービスを活用することで、セキュリティの分析、リソース変更の追跡、およびコンプライアンスの監査を行うことができるという。また、トラブルシューティングにも活用することも可能だ。
可視化に必要なデータ処理は、ユーザ毎に独立したシステム上で実行されるため、レポートの取得は、非常にセキュアな環境で行われる。また、ソフトウェアの導入が不要なうえ、ユーザの手を煩わすことなく、所定のURLにアクセスすることで、監査レポートを手に入れることができるという。