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アクロニスとID Quantiqueが提携し、業界で初めてクラウドのデータ保護に量子暗号を導入

  2015/09/30 14:00

 米アクロニス社とID Quantique社は、9月28日(現地時間)、高度な暗号解読の手法や量子コンピュータの出現による脅威から企業を保護するために協力することを発表し、今後、両社は連携して量子暗号をアクロニスのクラウドソリューションに導入する。

 今回の連携により、アクロニスは量子暗号を採用する業界初のクラウドデータ保護ソリューションプロバイダになるという。量子暗号の採用によって、企業のファイアウォールの外部やモバイルデバイス上で増え続けていくデータを保護するとともに、ハッカーやサイバー犯罪から、アクロニスのクラウド上とクラウドに転送する顧客のデータを保護するとしている。

 アクロニスとID Quantiqueは、量子暗号を活用することで、アクロニスのクラウドデータ保護ソリューションに次のようなセキュリティ機能強化をもたらすとしている。

 ・量子コンピュータに対抗する暗号化技術:アクロニスのクラウドデータ保護を利用する顧客が将来的なサイバーセキュリティの脅威やぜい弱性から保護されるように、アクロニスのデータセンターとのデータ転送において最高レベルの暗号化技術を採用。

 ・量子鍵配送:「量子暗号」としても知られる機能であり、アクロニスの全世界のデータセンターをつなぐバックボーンネットワークに対して、将来的にも耐性のあるセキュリティを提供。

 ・量子乱数ジェネレータ:ユーザーに対して高品質、高エントロピー、高セキュアな鍵を生成し、アクロニスの保護下にあるデータへの不正アクセスを防止。

 現在、世界各地で量子コンピュータの開発・研究が行われており、すでに開発に成功したとの発表が検証されているケースもある。量子コンピュータは、これまでのコンピュータと比べて、並列処理により圧倒的な計算速度を実現するという説もあり、その能力がセキュリティ上の驚異になる可能性が指摘されている。

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  • EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

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