今回発表されたのは、「MOTHER」の対応プラットフォームの第1弾で、AWS向けにサービスを提供する。今後は対応プラットフォームをAWS以外のクラウドサービスやオンプレミスまで拡充し、さらにシステム運用の自動化や運用サービスのテンプレートの提供などサービスメニューを充実していくという。
将来的には、クラウドからオンプレミスまですべてを統合管理できるマルチプラットフォームのマネージドサービスをめざすとしている。
「MOTHER」の主な特徴は次のとおり。
1. 複数アカウントの運用状況の統合管理が可能
AWSの複数アカウントそれぞれのインスタンス情報の取得・一覧表示や、起動・停止等の基本的なインスタンス操作などの統合管理機能を装備。これにより、個別管理による運用業務の煩雑さを軽減し、業務効率を改善することができ、アカウントを統合管理することで企業全体としてのITガバナンスの強化やコスト管理を実現することが可能に。
2. わかりやすいGUIでシンプルかつ利便性の高いポータル機能を提供
クラウドサービスや運用管理製品に精通していないシステム管理者でも簡単に運用ができるよう、運用業務に必須な情報の取得やシステムの操作を簡単なGUIで提供。
3. クラウドとオンプレミスに同レベルの安定・安全性のある運用サービスを提供
クラウドサービスの標準サービスだけでは実現が難しく、企業システムには欠かせないオンプレミスシステムの運用と同品質の安定性・安全性ある運用サービスを提供。
「MOTHER」で提供する監視サービスでは、クラウドサービス上の顧客システムの稼働状況や性能状況を常時監視し、異常発生時にはメールや電話、障害の一次対応までをTISが対応。
ユーザーは、クラウドシステムであっても、自社で専用の運用システム環境やそれを管理する運用体制を準備することなく、オンプレミスと同等の安定したシステム運用を行うことができるという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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