この製品は、重要書類の入った鞄等の「人に起因して発生する」盗難・紛失事故に着目し、紛失防止対策に利用できるシステムを短期間かつ低コストで提供するもの。
日立システムズエンジニアリングサービスは、これまでBLE(Bluetooth Low Energy)による近距離無線技術を用いた機器を活用した物品管理、位置管理を得意分野としきた。
発表された新製品は、これまでの位置情報技術を生かし、情報漏えいに関わる課題を解決するため、紛失防止を狙いとしたクラウド型紛失防止セキュリティソリューションを開発したという。
このソリューションは、専用ビーコンを鞄、ノートPCなどに取り付け、あらかじめスマートデバイスに設定した距離から離れた時点で、スマートフォンにアラームとバイブで通知する。
また、アラーム通知と同時に紛失時点の位置を管理者など第三者宛にメール通知し、万一アラームに気づかない場合でも紛失した時刻と場所が確認できる。この製品により、企業全体として重要書類の入った鞄等の紛失防止に取り組むことが可能となるとしている。
クラウド型紛失防止ソリューションの特徴は次のとおり。
- 紛失場所を地図で確認できるので捜索に役立つ。
- 企業や自治体の体制に合わせ、管理者を置くことで組織全体での管理が可能。
- 監視時間(秒)と監視距離(メートル)を設定可能。普段の行動範囲に合わせた調整ができる。また通知曜日を設定することで、休日などを通知対象から除外可能。
- 管理者など第三者宛にメール通知。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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