「Dell XCシリーズ」は、コンピューティングとストレージ機能を1台のシャーシに統合しており、データセンター内での高速な導入を可能にし、プロセスデスクトップ仮想化、データベース、プライベートクラウドなどのプロジェクトで発生する複数の仮想ワークロードを処理できるように設計されている。
運用面の利点として、ノードごとにデータセンターの容量を簡単に拡張でき、組織の成長に合わせて柔軟に投資を行えるスケールアウト環境を実現できるという。
「Dell XCシリーズ」は、シンプルかつ合理的なITを実現するため、個々のLUN、ボリューム、またはRAIDグループを管理するのではなく、各ワークロードのニーズに基づいたポリシーを使用して、仮想環境VMレベルで管理できるようにしている。
さらに、Nutanix Distributed File System(NDFS)によりすべてのノードに搭載されたSSDとHDDを効率的に利用し、高パフォーマンスと可用性の実現を可能にしている。
また、「Dell XCシリーズ」には、デルのグローバルなサービスおよびサポートが付属しているほか、特定の仮想ワークロード用に事前構成されていることで、ノードやディスクが故障した場合にもデータの可用性を維持すされるよう設計されているという。
発表された「Dell XCシリーズ」の3モデルは次のとおり。
・XC6320:高密度コンピューティングおよびストレージ環境、サービスプロバイダ、プライベートクラウド向け
・XC730-16G:グラフィックスを多用するワークロードとイメージベースのアプリケーションを使用するナレッジワーカー向けのVDI
・XC430-4:小規模な仮想環境向けにバランスの取れたコンピューティングおよびストレージ