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EMCジャパン、データセンターとクラウドの統合を実現する製品/ソリューション群を発表

 発表された製品/ソリューションは次のとおり。

 ・「EMC CloudBoost 2.0」:「CloudBoost」の最新バージョンで、「EMC Data Protection Suite」や「Data Domain」がクラウドストレージへとシームレスに拡張可能に

 ・「EMC DD OS 5.7」:「Data Domain」オペレーティングシステムの最新バージョンで、容量管理の強化、セキュアなマルチテナント環境、シェルフの高密度構成などにより、TCOの劇的な削減が可能に

 ・「EMC NetWorker 9」:「NetWorker」の最新バージョンで、データの保存先 に関係なくデータ保護のプロセスを自動化・簡素化する、新しいユニバーサルポリシーエンジンを追加

 ・「EMC CloudArray」の機能拡張:「EMC VMAX」とクラウド環境を接続

 ・「EMC VPLEX」のクラウドティアリング機能:「EMC VNX」がパブリッククラウドとプライベートクラウドの両方でデータの階層化(ティアリング)を実現(2016年第1四半期提供開始予定)

 ・「EMC CloudPools」:「EMC Isilon」とクラウドを繋ぐ新機能(11月16日発表済み)

 これらの製品/ソリューション群によって、パブリッククラウドサービスの俊敏性と無制限の拡張性、プライベートクラウドインフラストラクチャの管理性とセキュリティ性といったすべてのメリットを活用することが可能になるという。

 新しい製品/ソリューション群によって、ストレージおよびデータ保護ポートフォリオ全体を通じて、クラウドの新機能と拡張機能が統合され、次のような事項が実現されるという。

 ・クラウド環境間におけるデータ保護

 「Data Protection Suite」や「Data Domain」をはじめ、ユーザーの既存のデータ保護ソリューションを、柔軟で回復性に富むスケールアウトクラウドストレージへとシームレスに拡張する「CloudBoost 2.0」によって、長期保管が必要なデータ保持におけるパブリッククラウドの経済的メリットを活用できる。

 最新の「CloudBoost」では、全体的な性能、拡張性、管理性が強化され、ユーザーはローカルでデータのキャッシングを行い、簡単にクラウド環境へ移動することができる。また、最新の「CloudBoost」は、従来の3倍のスループットと15倍のデータ容量の管理を提供するだけでなく、複雑なクラウドコンピューティングインフラを用意することなく重複排除と差分リストアを実行することができる。

 ・サービスとしてのデータ保護(DPaaS)

 自社のプライベートクラウドでサービスとしてのデータ保護(DPaaS: Data Protection as a Service)を行っているEMC導入企業やEMCサービスプロバイダは、「Data Domain」オペレーティングシステムの最新バージョン「DD OS 5.7」のさまざまな新機能のメリットを活用できる。これらの新機能には、容量管理の強化、セキュアなマルチテナント環境、シェルフの高密度構成などが含まれ、TCOの削減が可能になる。

 ・データ保護管理の簡素化

 データ保護ソフトウェアの次世代バージョン「NetWorker 9」は、データが置かれている場所に関係なくデータ保護のプロセスを自動化・簡素化する、 新しいユニバーサルポリシーエンジンを提供。このポリシーエンジンによって、ストレージの階層内で保護データを移動するプロセスを事前定義したポリシーに基づき自動化し、迅速なアクセスが必要な保護データはローカルに格納し、動きのないコールドデータはコスト効率の良いクラウドターゲットへ系統立ててハンドオフできる。

 さらに、「NetWorker 9」では「EMC ProtectPoint」の統合管理やMicrosoft環境とLinux環境の両方におけるブロック レベルの保護機能を提供。

 ・クラウド環境間におけるデータティアリング

 EMCの「VMAX」および「VNX」のストレージプラットフォームが、プライベートクラウドとパブリッククラウドの両方を通じ、ユーザー自身が無停止でティアリングを実施できる。EMCは、「FAST.X」ティアリングソリュー ションの強化により、「VMAX」の統合範囲をさらに広げた。

 これによって、EMCのストレージ製品とEMC以外のストレージ製品の両方からパブリッククラウドへティアリングを行い、TCO(総所有コスト)の削減が可能になる。「VMAX」を「EMC CloudArray」、SAN、ネットワークスイッチにつなげるだけで、すぐにデータセンターでクラウドのメリットを活用できるようになるとともに、オンプレミス環境とクラウド環境の両方で、自社のサービスレベル要件に基づいてターゲットストレージへのデータ割当てが実行できる。

 ・データレイクをクラウド環境へ拡張

 11月16日に発表された「EMC Isilon」の新機能「EMC CloudPools」によって、コールドデータをパブリッククラウドおよびプライベートクラウドへ拡張することが可能になり、「Isilon」はAmazon Web Services、Microsoft Azure、Virtustreamなどのパブリッククラウド、また「EMC ECS」やリモート「Isilon」クラスタなどのプライベートクラウドへデータをシームレスにティアリングできる。

 これらのティアリングにクラウドゲートウェイは不要で、コスト効率に優れた簡単で柔軟なハイブリッドクラウド機能を提供。

EMCジャパン システムエンジニアリング本部 プロダクトソリューション統括部
DPSスペシャリスト部 シニアマネージャー 神近孝之氏は、
「データ保護におけるクラウド統合実現するための製品を各レイヤーごとに用意した。
これらであらゆるデータを守る」と述べた。

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