「Ekran System」は、ユーザーのコンピュータ画面を録画し、再生する証跡管理システムで、従来のログ収集システムと違い、操作画面をそのまま記録し再生できるため、記録データを調査、分析するのにシステムやセキュリティの専門的な知識は必要ないという。
特権ID、管理者権限などに関係なく、また、アプリケーションやシステム構成に依存することもないので、すべての操作画面を漏らさず記録できる。オンプレミス用の「Ekran System 4.0 日本語版」は9月2日より販売を開始している。
Azure上で「Ekran System」のクラウドサービスを提供することより、構築にかかる初期投資を抑え、中小企業でも小規模な構成から段階的な導入が可能になる。クラウド環境、運用費用、「Ekran System」のライセンス費用を月額/年額サブスクリプション制で提供する。
監視対象となるPCに「Ekran System」クライアント(エージェント)をインストールするだけの数分の作業で、「Ekran System」の証跡管理機能を利用できるようになる。また、Azure上にサーバーを配置することによって、企業内PCだけの監視ではなく、社外のPCをリアルタイムに監視でき、テレワーク、業務委託先、外注先のリモートPCやデータセンターやクラウド上の仮想PCなど、監視対象範囲が大きく広がるとしている。