「Flow分析プラットフォームサービス」は、DDoS攻撃の検知が可能なFlow分析システムで、通信量やプロトコルなどトラフィックの状況をリアルタイムに把握することができるという。このサービスは、Flow分析システムで世界トップクラスのシェアを有するGenie Networks社(台湾)の専用機器「GenieATM」を、世界で初めてクラウド型で提供するもの。
機器の初期投資に加え年間保守費用が抑えられるほか、BIGLOBEのクラウド上で仮想化し中小規模プロバイダ/コンテンツ業者向けに性能を絞り込むことで、月々109,000円(税別)からの利用を可能にしたとしている。
また、BIGLOBEとGenie社が共同で導入ガイドや設定ノウハウ集を用意し、経験がない技術スタッフでも簡単に運用が始められるようサポートを行う。
「Flow分析プラットフォームサービス」の特徴は次のとおり。
1. DDoS攻撃検知基盤をクラウドサービス上で提供:BIGLOBEが、「GenieATM」のFlow分析/DDoS検知システムをクラウド上で利用できるよう構築。それにより専用機器を導入しなくてもクラウド経由でDDoS攻撃を検知可能。
2. Genie社と共同で仮想化を実現:BIGLOBEが運用するクラウド基盤とバックボーン基盤を使い、Genie社と共同で専用機器GenieATMの仮想化を実現。将来的にはBIGLOBEのバックボーンサービスやデータセンタサービスと連携を深めた高性能サービスを提供予定。
3. BIGLOBEとGenie社の運用ノウハウを活かした運用設計:BIGLOBEのISP運用ノウハウと、Genie社が導入してきた実績をもとに、スタートガイドやプロバイダ向け設定ガイドを作成。専門のスキルを持つスタッフがいない場合でも、トラフィック分析やDDoS攻撃のFlow検知を容易に開始可能。