サニタイゼーション(無害化)は、インターネットから内部ネットワークへ入ってくるファイルに対し、アンチウィルスで削除できなかった脅威、ゼロ デイ攻撃に対応することで、内部ネットワークをAPT(持続的標的型攻撃)から保護する。
ロンダリング(洗浄)は、内部ネットワークからインターネットに出て行くファイルに対し、人の目による検査に加えて、強度のコンテントフィルタリングにより、DLP(データ漏洩防止)を実現するとしている。
フィルタリングの対象となるファイル形式には、Word、Excel、PowerPoint、PDF、テキスト、イメージ、アーカイブ、HTML、XML、サウンド、CAD、GIS、CRL、メッセージ等が含まれる。
各種タイプのファイル、ファイル システム ファイル、Eメール、Web、FTP、MFT、Secure Browsing、Digital Vault等、一般的アプリケーションにより転送されたファイルをフィルタする。
フィルタリングのセッションごとに、複数のアンチウィルスのスキャニングを追加できる。Avast、AVG、Avira、ClamWin、ESET - NOD32、F-Secure、Kaspersky、McAfee、Microsoft Defender、Microsoft Security Essentials、Sophos、Symantec、Trend Micro、13ベンダのアンチウィルスのエンジンがサポートされている。エンジン間の干渉はなく、従来のアンチウィルスでスキャンした後、スキャンできなかった脅威をフィルタすることができるという。
「SelectorIT」のエンジンは、ローカル、リモートにインストールできる。「SelectorIT」のクライアントには、インタラクティブ、自動的フィルタリングを可能にする数種類の標準クライアントがあり、Microsoft Exchange、Microsoft Outlook等のEメール、Webサービス等、サードパーティのクライアントはAPI経由で接続されるという。