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インターコム、基幹業務で「JIS2004」を利用可能にするIBMメインフレーム用端末エミュレーター

 この製品は、今後基幹業務での採用が進む文字規格「JIS X 0213:2004」(「JIS2004」)に対応したもの。基幹システムと接続したWindows 10パソコンを使って、「JIS2004」で規定された計11,233字の文字や記号を画面表示・入力、ホスト印刷、ファイル転送で使用できる。

 「FALCON 3270 Ver.5」は、z/OS、OS/390、MVSなどが動作するIBMメインフレームへの入出力装置として機能する端末エミュレーターの最新版。IBM純正端末「Personal Communications」(PCOMM)と高い互換性を持ち、基幹業務に必要な機能をWindowsパソコンで使用できるという。

 今回、「JIS2004」の内容を取り込んだIBM日本語ホストコード「CCSID 1390/1399」に新たに対応した。この製品を導入する金融機関や生損保会社では、個人名や地名が記載される帳票発行などの業務を最新の文字環境(JIS2004)で行うことができる。加えて、IBMメインフレームが独自に保有していた特殊記号などが外字ではなく標準で使用できるようになる。

 今後の業務用端末に導入が進むとみられるWindows 10(Windows 8/8.1以降)では「JIS2004」のみに対応し、Windows 7以前で使用できた「JIS90」に対応していない。そのため、「JIS90」で行われていた基幹業務においても、Windows 10の導入を機に「JIS2004」へ移行する動きが始まっている。基幹業務を担う端末エミュレーターでも「JIS2004」に対応する必要があるとしている。

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