SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

2015年のエンタープライズストレージ市場、売上額は2,720億円で前年比7.0%増――IDCが発表

メインフレーム向けは金融と官公庁の大型案件で高成長

 2015年の国内エンタープライズストレージシステム売上額2,720億2,300万円の内訳は、外付型が2,016億3,200万円(構成比74.1%)、サーバー内蔵型が585億1,400万円(同21.5%)、ODM Directは118億7,700万円(同4.4%)であった。ODM Directは、まだ規模は小さいが、グローバルクラウドサービスプロバイダーの国内拠点のほか、国内クラウドサービスプロバイダーでも導入が進みつつある。

 2015年の国内外付型エンタープライズストレージシステム売上額は、2,016億3,200万円で前年比7.4%増となった。外付型エンタープライズストレージシステムのセグメント別内訳は、メインフレーム向けが335億3,200万円(前年比26.9%増)、UNIX、Windows、Linuxなどのオープンシステムおよびその他OS向けが1,681億円(同 4.2%増)となった。

 メインフレーム向けは、年間を通して金融と官公庁で大型案件があり、これが前年比2桁増の高成長につながった。オープンシステム/その他OS向けは、サーバー仮想化やVDI(Virtual Desktop Infrastructure)などの仮想化環境向け、クラウドインフラ向けで需要拡大が続いている。また、オープンシステム/その他OS向けでは、フラッシュデバイスのみを搭載したオールフラッシュストレージが本格的な成長を始めたことが貢献している。

サプライヤー別出荷額は日立、富士通、EMC、IBM、NECの順

 2015年の国内外付型エンタープライズストレージシステム出荷額(Vendor Revenue)は1,920億3,000万円で、サプライヤー別出荷額の上位5社は日立製作所(シェア17.6%)、富士通(16.7%)、EMC(14.7%)、IBM(11.4%)、NEC(9.5%)だった。

 IDC Japan エンタープライズインフラストラクチャ/PCs グループディレクターの森山正秋氏は、「2015年はメインフレーム向けの大型案件が市場の成長に貢献した。その一方で、オープンシステム向けではハイエンドからミッドレンジへのシフトが進み、オールフラッシュアレイが高成長を記録するなど成長領域の変化が明確になった」と述べている。

 同時に発表された2015年第4四半期(10月~12月)の国内エンタープライズストレージシステム売上額(Value)は、658億8,900万円で前年同期比4.8%増だった。また、その内訳は外付型が506億7,500万円(構成比76.9%)、サーバー内蔵型が127億5,500万円(同19.4%)、ODM Directは24億5,900万円(同3.7%)であった。

 ※エンタープライズストレージシステム市場規模の算出には、ベンダー出荷額(Vendor Revenue)にマージンを加算した売上額(Value)を使用している。

参考資料:国内エンタープライズストレージシステム売上額:2010年~2015年(作成:IDC Japan)  

 今回の発表は、IDCが発行した「国内エンタープライズストレージシステム市場 2015年第4四半期の分析」にその詳細が報告されている。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/7933 2016/04/12 13:45

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング