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日本オラクル、「Cloud Platform」サービス群でIoT/ビッグデータソリューションを拡充

  2016/04/26 15:20

 日本オラクルは、4月26日、「Oracle Cloud Platform」サービス群でIoT(Internet of Things)およびビッグデータ領域のソリューションを拡充していくことを発表した。その一環として、モバイル端末やセンサー・デバイスなどとアプリケーションを連携させる「Oracle Internet of Things Cloud Service」、ビッグデータからビジネス上の価値を導き出すプロセスを合理化する「Oracle Big Data Cloud Service」をはじめとするクラウド型ビッグデータ向けソリューションを展開していくという。

 日本オラクルが推進するIoTおよびビッグデータ領域のクラウドは次のとおり。

 ・「Oracle IoT Cloud Service」

 エンタープライズ・アプリケーション内で、データを生成するあらゆるデバイスに安全に接続し、デバイス管理やソフトウェア配信機能を備えつつ、デバイス・データについてのリアルタイム判定を実行して、さまざまなビジネス・プロセスへ連携することが可能になる。

 「Oracle IoT Cloud Service」によるIoTアプリケーションをより、迅速かつ高精度に構築できると同時に、ユーザーは「Oracle Cloud Platform」、サードパーティ製アプリケーション、オラクルの業務アプリケーション製品「Oracle JD Edwards」や「Oracle E-Business Suite」、および「Oracle Cloud Applications」などを活用でき、予防的な保守や、流通管理や資材管理に利用されるアセット・トラッキングといった仕組みを容易に実現できる。

 ソフトバンクとソフトバンクグループのPSソリューションズが3月26日に開始した、パーソナルモビリティに移動体通信網をつなげるInternet of Moving Things事業の第一弾として、香川県小豆郡土庄町豊島における電動二輪車「Honda EV-neo」のレンタルサービス事業「瀬戸内カレン」のサービス提供基盤に「Oracle IoT Cloud Service」が採用されているという。

 「瀬戸内カレン」のサービス提供基盤には、「Oracle IoT Cloud Service」に加え、「Oracle Database Cloud Service」「Oracle Java Cloud Service」も採用されている。これらのクラウドサービスで構築したIoTサービス基盤を活用し、パーソナルモビリティとリアルタイムに連携し、車両情報・位置情報・充電状況を収集・分析する。

 このIoTサービス基盤により、位置情報を基にした利用者へのリアルタイムなサービス提案や、利用域外への走行に対する警告等を容易かつ柔軟に設定可能で、パーソナルモビリティの利便性向上と全体視点でのサービス監視を支援する環境を迅速に実現するという。

 ・「Oracle Big Data Cloud Service」と「Oracle Big Data SQL Cloud Service」

 企業がビッグデータを取得・管理・分析できるように、HadoopおよびNoSQLデータベース上のさまざまなワークロードを実行するための高性能でセキュアなプラットフォームを提供。「Oracle Big Data Cloud Service」は「Oracle Big Data SQL Cloud Service」と組み合わせることで、業界をリードするオラクルのSQL実装をHadoopやNoSQLにまで拡張し、クラウド上で総合的なビッグデータ管理システムを実現できる。

 ・「Oracle Big Data Preparation Cloud Service」

 データの取り込み、準備、修復、強化、ガバナンスなど、エラーが生じがちなプロセスを高コストの手動介入なしで自動化、合理化、ガイドできるようにする。「Oracle Big Data Preparation Cloud Service」とその革新的なレコメンデーション・エンジンを利用することで、データ準備の時間とコストは従来の方法と比較して飛躍的に削減される。

 「Oracle Big Data Preparation Cloud Service」は、Sparkベースの機械学習と、NLP(自然言語処理)やインライン・データの強化のためのLOD(Linked Open Data)などのセマンティック・テクノロジーを業界で初めて統合した。「Oracle Big Data Preparation Cloud Service」のテクノロジーにより、ビジネス・データの準備、修復、強化が容易になるという。

 ・「Oracle Big Data Discovery Cloud Service」

 ビッグデータ・アナリティクス分野でのオラクルのイノベーションをクラウドにまで拡張し、ビッグデータの可能性の理解、データ加工とその改善を、従来と比較して高速かつ容易に実行できるようにする。これにより、ビジネス・ユーザーもデータ・サイエンティストと同様に価値を抽出できるようになる。

 「Oracle Big Data Discovery Cloud Service」と「Oracle Big Data Cloud Service」を併用すれば、顧客はビッグデータを即座に利用できる。複雑なアーキテクチャを導入したり、特殊なツールの操作方法を学んだりする必要はなく、専門知識を持つ従業員のみに頼る必要もない。

 オラクルの完成されたアナリティクス・ソリューションには、「Oracle Big Data Spatial and Graph」、R言語分析も含んだ「Oracle Advanced Analytics」と「Oracle R Advanced Analytics for Hadoop」「Oracle Big Data SQL Cloud Service」も含まれており、予測モデルを改善し、アナリティクスを次のレベルへと引き上げようとする場合にさらなる機能を提供するという。

 ・「Oracle NoSQL Database Cloud Service」

 コスト効率に優れた高性能なソリューションとして設計された、高度なKey-Valueデータ・ストアを提供し、高可用性機能と柔軟性のあるスケールアウト機能によってデータ収集の操作を合理化する。このサービスは、最小限の管理での大量データに対するシンプル、高速、柔軟かつ信頼性に優れた操作が求められる今日のエンタープライズ・アプリケーションの要件に適合している。また、他のオラクル製品との統合により、アプリケーションの開発時間、コスト、市場投入までの時間を削減できるという。

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著者プロフィール

  • EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

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