「SVF Cloud Enterprise」は、グローバルでの分散制御により、万が一センターにトラブルが生じても帳票運用を継続可能とする仕組みを提供するという。SVFの実行環境をコンテナ化し、リクエストや印刷負荷に応じて、コンテナを増加させるオートスケール機能を搭載している。
この機能により、1テナントあたり数百万ページ/日の帳票出力や、クライアント台数が数百万台以上のような印刷業務も安定したパフォーマンスを実現する大規模なエンタープライズで利用できる帳票サービスを提供するとしている。
これは、DirectPrint機能の利用により実現するもので、クラウド環境で生成した印刷データを自社内に設定しているプリンターへ接続し、直接印刷ができる機能になる。企業内で利用しているネットワーク設定を変更することなく印刷できるため、印刷業務フローを社外での印刷を含め「いつでも」「どこでも」運用することを可能にするという。
「SVF Cloud」は、クラウド環境でさまざまなシステムやクラウドサービスと連携し、機能性と柔軟性を増しながらラインナップを拡張予定だという。「SVF Cloud」は、高多重、高負荷に耐えられるクラウド基盤が必要であるため、アマゾンウェブサービス(AWS)をプラットフォームとして全面採用している。