「AIディスカバリープログラム」は、業務革新や新事業創出に向けてAI活用を検討している企業を対象に、NECのAI技術ブランド「NEC the WISE」を適用した事業ビジョン・コンセプトの企画、AI活用シナリオの検討、アクションプランの策定、実現性検証などを行うもの。
また、迅速なサービス提供に向け、AIの豊富な適用実績を基にした「業種・テーマ別AI活用テンプレート」を整備・適用する。第1弾として、顧客ニーズの高い4業種(製造、エネルギー、交通、金融)・4テーマ(顧客エンゲージメント強化、業務自動化・効率化、リスク回避、コスト削減など)から適用し、順次、拡大する予定だという。
「AIディスカバリープログラム」は、500プロジェクト以上のAI適用実績を基に、NECの専門要員が、顧客企業それぞれの環境に適した事業ビジョン・コンセプトの企画、AI活用シナリオの検討、アクションプランの策定、実現性検証(Proof of Vision)を支援する。
「AIディスカバリープログラム」の概要は次のとおり。
1. AI活用で目指す事業ビジョン・コンセプトの企画
多数のAI活用事例やデモンストレーションにより、AIを活用した業務革新や新事業創出の可能性を体感。NECのコンサルタントおよびデザインセンターに所属するビジネスデザイナーが、顧客との共創型ワークショップにより、検討領域においてAI活用で目指す事業ビジョン(目的)や事業コンセプト(構想)の企画を支援。
2. AI活用シナリオの検討とアクションプランの策定
NECのコンサルタントやデータサイエンティストが、顧客の事業における活用目的を踏まえ、適用領域の課題抽出、AI活用シナリオの検討、組織・人材・IT基盤等の提言事項なども含めたアクションプランの策定を行う。
3. 実現性検証(Proof of Vision)
AI活用シナリオ検討を実施した顧客企業を対象に、シナリオ毎に必要となる「データ」「技術」「ビジネス」の3つの観点から実現性の検証を行う。
- データ検証:顧客企業が保有または利用するデータを検証し、適宜、データの入手・蓄積・加工などの方向性の検討
- 技術検証:実際に顧客企業のデータを観察し、活用シナリオに対する適正なAI技術および周辺技術を検証
- ビジネス検証:シナリオによって実現される、新しいビジネスモデルの妥当性や、新しい業務の実効性、期待効果などを検証
また、必要に応じて、システム画面イメージなどプロトタイプデモの構築やイメージビデオの制作なども実施。検証を通じて、AI導入に向けたアクションプランがより具体化・精緻化され、意思決定の支援、迅速なプラン遂行を実現。