NTTネオメイトでは、これまでセキュアにワークスタイル変革を実現する「AQStage仮想デスクトップ」を提供してきたが、このサービスの提供により、特定のアプリケーションのみセキュアに利用することが可能となり、より多様なワークスタイルの実現に貢献するとしている。
さらに、新たなセキュリティー対策として、インターネットにはこのサービス経由で接続し、社内システムには既存のWebブラウザ経由で接続することで、端末にある重要な情報が漏えいするリスク対策も減少するという。
このサービスは、NTTネオメイトのデータセンター内で動作するアプリケーションを、ユーザーの利用する端末に画面転送する仕組みで提供する。サービスの特徴は次のとおり。
- 場所、端末を問わずクラウド上のアプリケーションを利用できる。
- アプリケーション利用に関するデータはクラウド上に保存され、ユーザーの端末にデータが残らないため、端末の紛失・盗難による情報漏えいリスクを極小化。
- クラウド上のユーザー資産は、多層防御を具備した高度なセキュリティー機能により保護。
- このサービスを利用したインターネット接続用Webブラウザと、既存の社内システム接続用Webブラウザを使い分けることにより、標的型サイバー攻撃による社内ユーザー端末の情報漏えいリスクを極小化。(ダブルブラウザーソリューション)
- 各種アプリケーションの導入、最新化はNTTネオメイトで実施するので、ユーザーによるメンテナンスは不要。
また、このサービスの利用シーンとして次の例を挙げている。
(1) BYODを利用した在宅勤務、営業先でのリモートアクセス:どこからでも多種多様な端末を使ったアプリケーションの利用が可能。また、必要なアプリケーションのみ画面転送されるため、画面の小さなスマートフォンやタブレットでも快適に利用できる。
(2) 標的型サイバー攻撃による社内の機密情報漏えい対策:ダブルブラウザソリューションにより、既存の端末環境を変更することなくネットワーク分離が可能となり、万が一、ユーザーの端末がマルウェアに感染した場合の情報漏えいリスクを極小化。
(3) 既存Webアプリケーションの延命対策にダブルブラウザーソリューションにより、社内システムに接続するWebブラウザは最新化する必要がないため、社内のWebアプリケーションの延命が可能となる。