TEDは、現在、マイクロソフトの最新の組込技術とクラウドサービスを融合してIoTソリューションの導入を支援している。今年2月に10社で発足した同社が幹事を務めるIoTビジネス共創ラボは、8月時点で177社のIoTパートナー企業が参加する組み込みデバイスとクラウドプレーヤーをつなぐ組織として急拡大しているという。
同ラボへの参加者が安心して組み込みデバイスをクラウドにつなげるために、Azure Certified for IoT認定プログラムが重要になってきているという。
「Azure Certified for IoT」とは、Microsoft AzureとデバイスをつなぐAzure IoT Hubとの接続を事前検証したデバイスに提供される認定プログラムであり、この認定を取得した企業は、Microsoft Azureに簡単に接続できる製品を提供するパートナーとしてマイクロソフト社のAzure Certified for IoTパートナーサイトに企業ロゴが掲載され、マイクロソフト社と共同でPRする機会が与えられる。
認定は、OSプラットフォームと開発言語別に提供されているライブラリ(Azure IoT Device SDK)を使用して、デバイスごとに行われる。認定を取得したデバイスは、このOSと開発言語の組み合わせで開発者がアプリケーションを構築できることを意味する。
TEDが提供する「Azure Certified for IoT取得支援ラボ」は、自社製品でAzure Certified 取得を目指す企業向けに、Microsoft Azureへの接続設定や認定作業を有償でサポートするもの。Azure IoT Device SDKに標準で対応しているOS・開発言語の組み合わせを対象にした「基本サポートサービス」と、SDKが未対応の組み合わせを対象にした「カスタマイズサポートサービス」の2種類を提供する。
・基本サポートサービスパック:Azure IoT Device SDKに対応済みプラットフォームを対象に、デバイスとAzure IoT Hubの接続を専任のエンジニアがサポート。
・カスタマイズサービス:デバイスが Azure IoT Device SDKに対応していない場合でも、個別カスタマイズで対応。