発表では、パブリッククラウドは、導入の容易さから企業の基幹系システムや電子商取引システムにも適用され、システム構築の第一の選択肢となりつつあるとし、近年はIoTやフィンテックなどの数百台単位で増減するようなシステムでも適用され始めており、今後普及の速度が加速されると見られているという。
一方、パブリッククラウドは、構成変更やインスタンス増加の際に運用監視ツールの設定変更などの管理を利用者が行わなければならないうえ、障害発生時やパフォーマンス低下などの通知に昼夜問わず利用者が対応しなければならないため、システム管理負担の増加が課題となってきている。
「SIOS Coati」は、簡単な初期設定を行うだけで、利用者が気にしなければならないインスタンスの増減やシステムの稼働状況を自動的に検知し、障害時にシステムを自動復旧し、詳細な障害レポートを提供する。それによって、利用者は監視や復旧などの業務負荷が下がり、運用における大幅なコスト削減を実現できるとしている。
「SIOS Coati」は、アマゾンウェブサービス(AWS)のコンピューティング性能を提供するWebサービスであるAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)向けから、サービスを開始する。
■「SIOS Coati」の特徴
- サーバー側へのエージェントのインストールが不要で、Amazon EC2とのAPIを通じて提供
- Amazon EC2におけるシステムのスケールアウトに自動で対応し、膨大なシステム監視から管理者を解放

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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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