「OSSミドルウェアサポートサービス」は、オンプレミス環境でWindowsとRed Hat Enterprise Linuxを混在利用しているユーザのクラウドへの移行、およびクラウド上でのOSSの利用ニーズに応えることを目的としているという。
このサービスでは、Red Hat JBoss Middleware、Red Hat OpenShift Container Platform、Hadoop、Sparkに代表されるミドルウェア領域のOSSの構築や運用について、一括して技術支援を行い、ユーザの運用負荷を軽減するという。これによりユーザは、安心してOSSを用いたクラウドネイティブなアプリケーションを開発、実行できるようになり、より柔軟で迅速なアジャイル開発が可能になるとしている。
これまで、日本マイクロソフトが提供するMicrosoft Azure上で、レッドハットのRed Hat JBoss MiddlewareやRed Hat OpenShift Container Platformのサブスクリプションを使用する場合は、別途購入したリテール版のレッドハットサブスクリプションを持ち込むことが可能で、サポートはレッドハットが行う形態だった。
これに加えて今回新たに、NECがレッドハット認定クラウド&サービスプロバイダー(Certified Cloud and Service Provider:CCSP)として、レッドハットの Red Hat JBoss MiddlewareやRed Hat OpenShift Container PlatformといったOSSミドルウェアおよびコンテナプラットフォームについて、サブスクリプションおよびサポートの提供を開始する。これにより、NECがユーザを直接サポートする形態を実現し、サブスクリプションの月額利用も可能となる。
NECは、Microsoft Azure Marketplaceで利用可能なPostgreSQLやTomcatなどのOSSと合わせて、国内でサポート実績を有する技術者が直接、構築時やシステムトラブル時などの問合せに日本語で対応する。これにより、ユーザはOSSミドルウェアごとに分散されていた技術支援サービスを一元的に管理可能となり、運用負荷の軽減につながるとしている。