製造業においては昨今注目されるIoTとして、生産設備を制御するPLC(プログラマブルロジックコントローラ)や設備状態を把握するためのセンサーなど、生産現場のさまざまなデバイスからデータを収集、活用し、新たな価値の創出を目指すニーズが高まっているという。
キヤノンITSは 産業オートメーション向けトータルソリューション「Wonderware」にビッグデータ可視化ツール「BIGDAT@Viewer」を連携させ、これにより、統計解析や多変量解析の高度な専門知識がなくても、簡単な操作でビッグデータを可視化することができるようになるという。また、生産ラインにおける問題の早期原因究明の手助けや、集積したデータから効率化手法を導き出し、生産性の向上を支援するソリューションを提供することも可能だとしている。
■ビッグデータ可視化ツール「BIGDAT@Viewer」と「Wonderware」の活用例
(1)「Historian Server」(産業用高速時系列データベース)に蓄積された操業現場で発生するビッグデータを対象に「BIGDAT@Viewer 」で分析を行い、データの相互関連性をマップ化。
(2) そこで得られた相互に関連性の高いデータ項目、ある事象により強く関連するデータ項目を対象にして「Wonderware Intelligence」(産業用BIツール)などでさらに詳細な分析や可視化。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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