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デルとEMCジャパン、ストレージ、ネットワーク関連などで新機能・新製品を一挙に発表

新しいオールフラッシュストレージシステムなど

 ・次世代オールフラッシュ アレイ「VMAX 950F」

 「VMAX 950F」は、Dell EMCのフラグシップ製品のハイエンドストレージの最新モデル。前世代モデルと比較して68%高速なパフォーマンス、30%優れた応答時間を実現。最新のIntel CPUを利用し、大規模環境でクラス最高のパフォーマンスを発揮できるように設計されたソフトウェア強化を実現。(6月提供開始)

 ・「XtremIO X2」

 「XtremIO」は、常時オンのインラインデータサービスとともにゼロからオールフラッシュ向けに設計されており、かつてないレベルの効率性を提供。VDIや開発/テスト環境など、大規模なスナップショットの重複排除や統合されたコピーデータ管理(iCDM)によるメリットがあるワークロードに最適なプラットフォーム。(2017年夏提供開始予定)

 ・ミッドレンジ向けの「Dell EMC Unity」と「SCシリーズ」モデル

 「Dell EMC Unity」の新しい4つのオールフラッシュモデル「350F」「450F」「550F」「650F」を発表。これらのモデルは、高密度の80ドライブ、3Uのフットプリントで、最大500TBの有効ストレージ容量を提供。(7月提供開始)

 また、ブロックワークロード用の経済性に優れたインテリジェントなエントリ/ミッドレンジレベル向けのハイブリッドストレージソリューションファミリーの最新モデル「SC5020」を発表。パワーとスケールが強化された「SC5020」は、30の内蔵ドライブベイ、デュアルコントローラ、さらにFC、iSCSI、ダイレクトアタッチSASへの接続性をサポートする新しい3Uフォーマットで、最大45%強化されたIOPS、2倍(2PB)の最大容量、3倍の帯域幅を提供。(6月提供開始)

 ・データ移行をサポートする「Dell EMC Services」

 「Dell EMC Services」は、データ移行のためのプラットフォームでベンダーに依存しないメソドロジーである「Intelligent Data Mobility(IDM)2.0を提供。「IDM」によって、ユーザーは稼働中のアプリケーションとデータへの影響を最小限に抑えながら、低コストで短期間に価値を引き出すことが可能。

統合データ保護アプライアンス「IDPA」および、クラウドデータ保護製品の新機能

 ・統合データ保護アプライアンス「Dell EMC Integrated Data Protection Appliance(IDPA)」

 「IDPA」は、データ保護のために事前統合済みのターンキーアプライアンスとして、保護ストレージ、ソフトウェア、検索、分析機能のすべてを1つに統合して提供。これにより、アプリケーションとプラットフォーム全体を通じたデータ保護を実現。また、ネイティブクラウドティアリングによってクラウドへの長期保管データの階層化をサポート。さらに、クラウドデータ保護製品の新機能によって、ユーザーはいつでもどこでも、シンプルかつ効果的にデータを保護することが可能になる。

 ・クラウドデータ保護の新機能

 クラウド移行プロセスの段階に関係なく、あらゆる企業にマルチクラウドデータ保護ソリューションの包括的なポートフォリオを提供。データ保護ポートフォリオの強化によって、クラウド内の保護ストレージとクラウドへの災害復旧(DR)の2つの新たなユースケースが加わった。

 「Data Domain Virtual Edition(DD VE)3.1」によって、企業はクラウド環境で「Data Domain」のパフォーマンス、効率性、信頼性を活用することができる。「DD VE」をAWSおよびMicrosoft Azure内に構築することができ、既存/新規両方のワークロードのバックアップ、ならびにクラウド間、およびクラウド内における効率的なレプリケーションが可能になる。

 さらに、「Data Protection Suite」では、クラウドにおけるこれらのバックアップのモニタリングとレポーティングを実行できる。「Data Domain」と「Data Protection Suite」の組み合わせによって、企業はオンプレミス環境のデータ保護をAWS S3にまで拡張し、クラウド環境における低コストの災害復旧が可能になる。

ソフトウェアデファインドストレージ「ScaleIO」、「ECS」の最新版

 SDS(ブロック型)の「ScaleIO」、SDS(オブジェクト型)の「ECS」、スケールアウト型ストレージの「IsilonSD Edge」のアップデートに加え、膨大な量のストリーミングIoTデータを格納・分析し、企業におけるリアルタイムの意思決定を支援する新しいSDS「Project Nautilus」のリリース、さらに「Ready Node」製品群の拡張を発表した。新しいSDSにより、エンタープライズインフラストラクチャのプログラミングが可能になり、自動化が促進されるとともに、従来のインフラストラクチャよりも簡単にスケーリングと管理を行えるようになる。

 ・「Dell EMC ScaleIO.Next」

 エンタープライズレベルのSDS(ブロック型)ソリューションである「ScaleIO」が、新しい.Next機能と強化機能を提供。

 ・「Dell EMC ECS」のアップデート

 スケールアウトオブジェクトストレージプラットフォームに関連する複数のアップデートで、従来型のアプリケーションおよび次世代アプリケーションに対するクラウドスケールのグローバルデータアクセスを提供できるように設計。

 ・「ECS.Next」

 強化されたエンタープライズデータ保護・管理機能に加え、高度なアナリティクスのサポートを提供。さらに、ECSソフトウェアは、第14世代「Dell EMC PowerEdge」サーバでの動作を保証。

 ・「ECS Dedicated Cloud Service」

 ハイブリッド クラウド モデルを通じてECSを利用できる。「Virtustream」データセンターでホスティングする専用のシングル テナント ソリューションとして、「ECS Dedicated Cloud Service」は、プライベートクラウドのコントロール性とパブリッククラウドの手間要らずの運用性と俊敏性を統合して提供。

 ・「Project Nautilus」のプレビュー

 「Project Nautilus」によって、企業は世界中のデバイスからのストリーミングデータに基づいてリアルタイムの意思決定を行うことが可能になる。復旧用のストレージ層として「ECS」や「Isilon」とシームレスに連携するように設計されている「Project Nautilus」は、Dell EMCの非構造化ストレージ プラットフォームにリアルタイムのデータ処理能力をもたらす。

ハイパーコンバージドインフラストラクチャの新機能と新製品

 ・「Dell EMC VxRailアプライアンス」ファミリー

 VMwareとの共同エンジニアリングを背景に「VMware vSAN」を活用する業界唯一のHCIアプライアンス。コアデータセンターアプリケーションとして「VxRailアプライアンス」の導入が広がっている状況に対応するため、「Dell EMC VxRailアプライアンス4.5」では、今後数か月の間に、第14世代「Dell EMC PowerEdge」サーバ(近日発表予定)で利用可能ないくつかの新しいエンタープライズ機能を提供予定。

 ・「Dell EMC VxRackシステム」

 統合されたTop-of-Rack(ToR)、Leaf(葉)/Spine(幹)型のネットワーキングおよびSDNオプションを提供する唯一のラックスケールHCIシステムで、データセンター全体にソフトウェアデファインドテクノロジーを利用しているとともに、事前統合済みの物理/ソフトウェアデファインドネットワークでHCIを実装する環境が整っている企業にとって最良なオプションとなる。

 ・「Dell EMC XC シリーズ」

 コンピューティング、ストレージ、仮想化のすべてのリソースを、ユーザーの要望に合わせてカスタマイズした1Uおよび2Uのターンキーアプライアンス。「XCシリーズ」アプライアンスは、例えばMicrosoft Hyper-Vを含むハイパーバイザーが必要な企業に最適なソリューションを提供し、一般的なエンタープライズビジネスアプリケーションからVDI環境までを幅広く網羅した具体的なユースケースをサポート。

新しいオープンネットワーキング製品

 「S5100-ON」スイッチおよび「S4100-ON」スイッチは、Dell EMCのネットワーキング オペレーティングシステムの新フラグシップ製品「OS10 Enterprise Edition」とともに標準出荷される最初のスイッチ製品。

 「OS10 Enterprise Edition」は、Linux FoundationおよびOpen Compute Projectのオープンソーステクノロジーを基盤にしており、モジュール形式のプログラミング可能な次世代ネットワークオペレーティングシステムになる。従来のネットワーキング環境とDevOps環境との両方をサポートできるように設計されている。

 これらの製品によって、企業はIT運用環境のトランスフォーメーション(変革)を推進し、ITコストを削減しながら迅速にROI(投資対効果)を高めるとともに、新しいデジタル機能を提供することが可能になる。

 Dell EMCは、オープンネットワーキングのパイオニアとして、ネットワークオペレーションをより柔軟かつプログラミング可能にし、管理しやすくするという、ソフトウェアデファインドネットワーキング(SDN)のメリットを提供する。

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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

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