freeeは、クラウドERPのコンセプトのもと、2016年5月に中堅企業向け基幹システム市場に本格的に参入し、2017年3月には、内部統制に対応した「エンタープライズプラン」をリリースし、上場企業にも対応可能なバックオフィスツールの開発を進めてきた。
今回、freeeとウイングアークは、両社のクラウドサービスを組み合わせることで、管理会計の体制構築にある課題を解決する仕組みを提供する。具体的には、「クラウド会計ソフト freee」のデータを、クラウドBIサービス「MotionBoard Cloud」に取り込み、安価に予実管理やセグメント別損益管理等の機能の提供を開始する。
会計データを自動集計してさまざまな角度で閲覧・検証ができるBIツールと連携することで、スモールビジネスでも管理会計の体制を構築しやすくなる。また、リアルタイムな経営状況を元にした分析や検証を可能にすることで、未来予測をたてやすく、経営改善にも貢献していくとしている。
さらに、クラウド帳票サービス「SVF Cloud」と連携することで、より自由度が高く、より美しい帳票の開発・出力を実現。固定されたレイアウトの請求書や見積書だけではなく、明細量に応じて可変する帳票や、各社こだわりを持った帳票を「freee」から出力できるようになる。帳票設計から出力・運用まで、現場のあらゆるニーズに応えることで、バックオフィス業務の効率化や生産性向上を目指していくという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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