「CylancePROTECT」は、AIを活用した機械学習リサーチプラットフォームで、昨今急増しているランサムウェアなどの悪意のあるプログラムをリアルタイムに検知し未然に実行を阻止するAIアンチウイルスだという。従来のアンチウイルス製品のシグネチャによる脅威の検知と異なり、ファイルごとに何百万もの特性を解析・分類し、DNAレベルまで分解して、既知、未知のマルウェアを特定する。
今回の販売開始に先駆け、東芝グループでは2016年6月より自社実践として仮想デスクトップ環境を含む約5500台のエンドポイントに「CylancePROTECT」を導入しており、非常に高いマルウェア検知率と運用負荷の低減効果を確認しているという。
運用検証で確認された効果は次のとおり。
- これまでのシグネチャベースの従来型アンチウイルス製品で検知できなかった、未知や亜種のランサムウェアといったマルウェアを高精度に検出
- モバイル環境(インターネット接続なし)や社内ネットワークに接続していないPCにおいても、同様の検出能力を確認
- シグネチャ更新や定時スキャン運用などの負担が軽減
- CPU負荷が非常に低いため仮想デスクトップ環境への影響がほとんど無い