発売された新サービス群は、安価な価格設定と、ネットワークやPC、モバイル端末の利用に関する課題へのサポートにより、小規模事業者が導入・運用しやすく、ICTインフラ/機器のセキュリティーを守るという。対策システムの導入や、管理、運用の一部をアウトソーシングできるため、システム管理の専任者がいない場合でもセキュリティー対策を整えることが容易になり、改正個人情報保護法への対応に役立てることができるという。また、新サービスを複数組み合わせて利用することで、オフィス環境の総合的なセキュリティー対策が可能になるとしている。
各サービスの特徴は次のとおり。
・「beat/entryサービス plus」:ネットワーク環境のセキュリティー対策
ゲートウェイ型セキュリティーによって社内ネットワーク全体を防御するサービスで、ファイアウォール、ゲートウェイ型アンチウィルス、IPS(不正な通信対策)、迷惑メール判定機能など複数のセキュリティー機能により、さまざまなネットワークの脅威から社内LANを保護。このサービスで新たに、beatコンテンツフィルターサービスを標準搭載と することで、従業員による業務中の不要なWebサイト利用を制限、Webサイトからのウィルス感染を防止できる。
・「ITあんしんサービスパックⅢ」:PCのセキュリティー対策
PC関連のトラブル解決をサポートするITあんしんサービスパックⅢは、ニーズに応じたエントリー、ベーシック、アドバンスの3つのプランを用意。エントリーは、電話とリモートツールによりPCまわりのトラブルをサポートする。ベーシックは、エントリーで提供するサービスに加え、Microsoft Officeなどの操作支援、および外部デバイス制御、Windowsの更新プログラム自動適応の強制設定、アプリケーションの起動制御など、PC端末のセキュリティー管理機能も提供。アドバンスは、多拠点の企業向けに、電話とリモートツールによりPCまわりのトラブルサポートと、Microsoft Officeなどの操作支援を提供するサービスになる。
・「モバイルあんしんマネジメントサービスⅡ」:モバイル端末のセキュリティー対策
デバイスの情報取得、ロック、データ消去など、スマートフォンやタブレットなどの端末をリモート制御できる。外出先で万が一、モバイル端末が紛失・盗難にあった際でも、端末からの情報流出を防ぐ。さらに、サービス利用の管理画面や管理用アプリケーションを「ITあんしんサービスパックⅢ」と共通化し、あわせて導入した場合、利用状況を一元的に把握し効率的な管理が行える。リモートロックやリモートワイプなどに機能を限定したかんたん導入プランのエントリーと、アプリケーション制御やデバイス制御なども加えたベーシックの2つのプランからニーズによって選択できる。