ラックおよびアカマイは、巧妙化・深刻化が進むWebサイトへのサイバー攻撃への対策を強化するため、1月26日に戦略的パートナー契約を結ぶ発表をした。アカマイが提供するKSDは、分散型のサービス妨害攻撃(DDoS)やウェブの脆弱性を悪用した攻撃を防ぐため、同社が運営する強力なコンテンツ配信ネットワーク基盤を活用したDDoS緩和およびWebアプリケーションファイアウォール(WAF)機能をクラウドサービスとして提供するもの。
ラックは、セキュリティ監視センターJSOC(Japan Security Operation Center)がKSDに対応したサービスを提供するため、アカマイの求める認定技術者の育成を完了し、現在JSOCのシステム対応を進めており、10月1日より「クラウドWAF 運用管理サービス」として、「MSS for Akamai KSD」および「POS for Akamai KSD」の提供を開始する。
■MSS for Akamai KSD
「MSS for Akamai KSD」は、JSOCのアナリストが24時間365日、サイバー攻撃のセキュリティ監視と緊急対応、セキュリティポリシー運用など、KSDの運用に必要な全ての機能を提供し、顧客の公開WebサーバーへのWebアプリケーション攻撃およびDDoSに関するセキュリティインシデント対応をサポートする。
- JSOCのアナリストによる24時間365日のセキュリティ監視と攻撃の重要度に応じた緊急連絡
- サイバー攻撃に対する応急対応
- KSDに対応したセキュリティポリシー運用サービスを提供
- 変化するサイバー攻撃に対応した最新のWAFのルールを適用
- JSOC独自シグネチャ(JSIG)の提供
- 監視ログの自動保存と月次レポートの提供
■POS for Akamai KSD
「POS for Akamai KSD」は、「MSS for Akamai KSD」から、Webサイト保護のためのセキュリティポリシーの運用に特化した機能を提供し、セキュリティ担当者の平時の運用負担を軽減する。
- KSDに対応したセキュリティポリシー運用サービスを提供
- 変化するサイバー攻撃に対応した最新のWAFのルールを適用
- JSOC独自シグネチャ(JSIG)の提供
- 監視ログの自動保存と月次レポートの提供