サイバー犯罪が巧妙化し、標的型攻撃やランサムウェアの脅威が広がる中で、レノボ・ジャパンは、デバイスを最新の状態に保つエンドポイントの保護の運用から、脅威を発見するための侵入検知と対策および情報漏洩を防ぐ多層的なセキュリティを実現するサービスを、日本マイクロソフトと連携して展開する。サービスの特徴は次のとおり。
■セキュアなクライアント環境を月額モデルで提供
Windows 10 Enterprise E3は、ロックダウン機能やハードウェアとIDの保護といったエンドポイントの保護や情報漏洩を防ぐセキュリティ機能を提供。加えて、Windows 10 Enterprise E5では侵入検知を行い、発覚した後の事後対策を速やかに行うWindows Defender ATP(Advanced Threat Protection)を提供する。
これらのソリューションはユーザー単位の月額モデルで利用できる。ビジネスPCとして定評があり、Windows Helloの指紋認証機能を主要モデルでサポートするThinkPadをはじめWindows 10 Pro搭載のThinkCentre、タブレット製品に対して、さらなるセキュリティ強化を実現するWindows 10 Enterprise E3 / E5を選択できるようになる。
■Windows 10に継続的なアップデートを提供するWindows as a Serviceの運用をサポート
セキュリティをはじめとする機能アップデートをWindows 10に継続的に提供するWindows as a Service(WaaS)の展開において、レノボ・ジャパンと日本マイクロソフトが協力し、運用のノウハウの提供や、互換性を検証するサービスを開始する。Windows 10の展開の際に課題となる互換性の検証、導入後の継続的なアップデートの運用方法において、法人顧客に事前導入検証サービスを提供し、最新のクライアント環境整備をサポートする。
■レノボ・ジャパンでPC、タブレット・OS・セキュリティのサポート窓口を一元化
レノボ・ジャパンでは、今回の日本マイクロソフトとのクラウドソリューションプロバイダー契約締結にあたり、自社のPCのサポートのみでなく、Windows 10 Enterprise E3 / E5のサポートも提供。従来のサポート体制では、PC、タブレット、OSそれぞれのサポート窓口へ問い合わせが必要だったが、これにより、レノボ・ジャパンに一元化する。
■デバイス+クラウドによりデジタルトランスフォーメーションを加速
レノボ・ジャパンでは、クラウドソリューションの販売開始により、デバイスのみならず、クラウドサービスを含めたマイクロソフトのソリューションの提供が可能になる。モバイル性の高いレノボのThinkPadに、セキュアなクラウドソリューションがつながることで、企業の働き方改革を支援。