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Db2メッタ斬り!

リブランドに動きだしたDb2-Common SQL Engineコンセプトについて訊いた


 豊富なソフトウェアのプロダクト資産を持つIBMがデータベースの中心としてのDb2をリブランドに動き始めている。そんな中で元Db2の開発部門やオファリングマネージャーを歴任してきたMike Winer氏にインタビューをする機会に恵まれたので色々聞いてみた。

OLTPとOLAPの混在を可能とするカラムナーを目指して

小幡:まず始めに20年以上の歴史を持つDB2を今年の7月にDb2と名前を変えましたね。

ワイナー氏:あらゆるデータを活用するためのデータ管理基盤としての統合をDb2ブランドで再構成したのです。その中で全体の共通アクセス言語としてCommon SQLコンセプトがあります。その背景には当然ですがクラウドからオンプレミスまでのカバーリングがあります。

小幡:Hadoopとかも取り込んでいるのですか?

ワイナー氏:はい。HadoopはBigSQLとしてCommon SQL Engineに取り込まれています。また、機械学習など分析基盤としてのSparkもその上に乗っかっています。

小幡 :Common SQL Engineの目玉はなんですか?

ワイナー氏:Db2 BLUアクセラレーションというカラムナーデータベースエンジンです。BLUはカラムナーのデータ圧縮に加えて述部の評価などを圧縮したままのデータ上で直接処理することができる最高峰のカラムナーエンジンということができます。

小幡:DWH用ということですね?

ワイナー氏:いえ、我々が追求しているのはOLTPとOLAPの混在を可能とするカラムナーです。

小幡:SAP HANAと被りますね?

ワイナー氏:HANAはDWH向きですよ。

小幡:そんなことはないんじゃありませんか?HANAはin-memory DBとしてはrow baseもあります。だからOLTPに使える。

ワイナー氏:HANAは結局カラムナーストレージの前にrow baseのバッファを持って、そこからカラムナーに入れるため、オーバーヘッドがあります。BLUアクセラレーションのカラムナーデータベースエンジンは、圧縮したままの列形式のデータに対して直接挿入処理や更新処理を行うことができ、しかもHANAと異なり全てをメモリに置く必要もないため、柔軟に動的インメモリカラムナーの性能を活用できます。

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Oracleからのマイグレーションは?

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この記事の著者

小幡一郎(オバタイチロウ)

DBOnline特命記者 ユーザ企業としてPCやオフコンからコンピュータキャリアはスタートし、メインフレーム・パッケージベンダーそして日本オラクルを経て1995年インサイトテクノロジーを設立。2007年、インサイトテクノロジーから離れ、デンマークのMiracleグループに参加、ミラクル・アジアパシフ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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