V2019での主要な機能強化は以下のとおり。
- SQL SSIS Components:Lookupコンポーネントおよびタスク実行コンポーネント。
- JDBC Drivers:新しいコネクション(接続文字列)ビルダー、およびパフォーマンス改善。
- ADO.NET Data Providers:Visual Studio 2019対応、Entity Framework Core対応、.NET Standard対応。
- 新規ドライバーデータソース:Act-On、Acumatica、Amazon Marketplace、Blackbaud、Couchbase、Dropbox、Instagram、MariaDB、Odoo、SFTP、Pervasive(Btrieve)、Evernote、FedEx、Greenplum、Google Spanner、IBM Cloud SQL、Oracle、Sybase、Snowflake、Teradata、Veevaなどのドライバーを追加。
SQL SSIS Components
CDataのSSIS Integration Suiteでは、2019版リリースで大幅なアップデートがある。新しいソースおよびデスティネーションデータソースに加え、パワフルなルックアップコンポーネントやタスク実行機能を強化した。
・Lookup Components:SSIS Lookupコンポーネントは、Data Flowタスクにおいてマッチするレコードとマッチしないレコードに対して異なるアウトプットを行うルックアップを実行することで、データフローを大幅にシンプルする。さまざまなキャッシングオプションが用意されており、使い方に応じてパフォーマンスチューニングが可能。
・Execute Tasks:フローレベルでストアドプロシージャやSQLクエリの実行をサポート。ストアドプロシージャおよびDDLステートメントはデータフロー(ファイルのダウンロード、メールの送信など)にフィットしない処理を実行する場合や、データフローの前処理としてデータベースを準備する場合(テーブルデータのトランケートなど)に役に立つ。タスク実行により、これらの機能を簡単に実装できる。
これらの機能強化されたSSISコンポーネントは、ETL/データ連携をSSIS のオンプレミス版に加え、Azure Data Factory) での利用をサポート。
JDBC Drivers
2019 JDBC Driversでは、データソースラインアップ拡充に加え、"Connection String Builder"ウィザードの追加により使い勝手を大幅に改善。Connection String Builder(接続文字列ビルダー)は、ドライバーに同梱されたウィザードで、ドライバーごとに異なるデータソースへの接続設定をサポートし、URL文字列を生成してくれる。
ADO.NET Data Providers
2019版のADO.NET Data Providersでは、Microsoft Visual Studio 2019をサポート。加えて、Entity Framework Core 2.0-2.1へのサポートを行っている。
データソース固有のアップデート
ドライバーの全データソースにわたる機能強化に加え、2019版では、個別のドライバーへの機能強化を行っている。
- Couchbase:他の接続オプションに対し最大20倍となるパフォーマンス強化。N2QL、およびSQL++の広範囲のサポート、およびメタデータハンドリング。
- Azure Cosmos DB:パフォーマンス改善、およびプラットフォームカバレッジ拡充。
- LinkedIn:LinkedIn広告へのサポート拡充およびCompanyページデータへのアクセス強化。
- JIRA:ProjectsおよびFilters をサポート。
- Salesforce Einstein Analytics:Upsert、Delete、BulkUpsert、BulkDeleteに対応。
- Google BigQuery:カスタムスキーマ定義をサポート。
- Snowflake:非同期クエリのサポート。