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Oracle OpenWorld 2019で次期バージョン「20c」、永続性メモリ活用の「Exadata X8M」など発表

edited by DB Online   2019/09/19 07:00

Exadata X8Mではいち早く永続性メモリを活用して極めて低レイテンシなアクセスを実現

Exadata X8M

Exadata X8M

 この永続性メモリを活用については、いち早くデータベース・マシンの最新版となる「Exadata X8M」でも対応する。Exadata X8Mでは、Intel Optane DC Persistent Memoryと100ギガビットのRDMA(リモート・ダイレクト・メモリ・アクセス)over Converged Ethernet(RoCE)を組み合わせることで、OLTPやアナリティクス、IoT、不正検出などの高度なワークロードに対するストレージアクセスのボトルネック排除し、データアクセスの性能を大幅に向上できる。Exadata Smart System Softwareがアクセスのもっとも多いホットデータを永続性メモリに、その他のワームデータをフラッシュストレージに、そしてさらにアクセス頻度の少ないコールドデータはハードディスクに自動で配置する。これにより高い性能を維持しながら、コストパフォーマンスの高いデータの処理を1台のX8Mの中で実現できることになる。

 このExadata X8Mは、Oracle Cloudからも提供されることになる。それにより最速のAmazon RDSのストレージと比較するとExadata X8Mは50分の1の低レイテンシを実現し、200倍のIOPS、15倍のメモリ容量を提供できる。またAzure SQL Databaseのストレージと比較しても、100分の1の低レイテンシとなり、150倍のIOPS、300倍のメモリ容量を提供可能となるとも言う。

Exadata X8MとAzure,AWSとのレイテンシ比較

Exadata X8MとAzure,AWSとのレイテンシ比較

 このExadataについても、世間には誤解があるとメンデルソン氏。それがExadataを採用するとユーザーがロックインされると言うこと。これに対しては、Exadataはオンプレミスでもクラウドでも同じように利用でき、さらに標準のSQLでもその他のAPIでもアクセスが可能だと主張する。そしてアプリケーションを変更することなく、どこでも動かすことができる。むしろロックインとなるデータベースはIBMのメインフレームやクラウドベンダーがクラウド上で提供している独自のデータベース製品のほうだとメンデルソン氏は言うのだった。



著者プロフィール

  • 谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

    EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーター かつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリストとして、クラウド、データベース、ビッグデータ活用などをキーワードに、エンタープライズIT関連の取材、執筆を行っている。

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