パーソルプロセス&テクノロジー:WVDにより構築自体は容易に、+αで付加価値の高い提案を
── VDIを検討されるのはどういった課題・きっかけからが多いと捉えていますか。
昨今は働き方改革をはじめ、外的要因が追い風になっているよう感じますが、元々のニーズとしてはシンクライアントが提唱された時から根強く残っていると思います。そのため既存環境からのリプレイスか新規導入かできっかけは変わると捉えています。
オンプレミスで構築済み場合は、約5年おきに物理的な保守・サポート切れ含めたタイミングでクラウドを検討します。一方新規でVDI検討の場合は、先程も申し上げた働き方改革をはじめ、災害対策、グローバル化など、そもそもVDIが必要な環境になっており、オンプレミスとの比較というよりは、前提としてクラウドで導入検討という流れになっていると感じます。
── Azureを利用したVDIの導入メリットをどう捉えていますか。
弊社はパートナーの中でも初期からAzureを提案している一社ですので、Azureへの理解は深いと自負しております。数年前からAzure上でのVDIも提案しておりました。
その中でお客様の声として要望が多かったのがコスト面です。それが比較検討の際のハードルになっておりました。しかしWVDが一般公開されたことにより状況が変わってきています。WVDを活用することによって、コストの面だけ見ると最低限のIaaSコスト、Azure利用料、Windows10のライセンス料のみで利用することができます。これは大きなコストメリットです。昨年WVDが発表されてから、現在までのお客様の問い合わせも多くWVDへの期待の高さを感じております。
もちろん他が悪いわけではありませんが、色々なソリューションを比較検討したコストという意味で、ちょうどお客様が求めるコスト水準になってきています。もちろんシトリックスやヴイエムウェアのソリューションを活用することで、WVDの補完ができる面もあります。お客様のコスト感と状況に合わせて、ピュアなWVDだけでなくシトリックス、ヴイエムウェアと組み合わせた構成もとれるようになっている点もメリットです。
── 御社ではどのようなアプローチで課題解決を図っていますか。Azureを利用したVDIの活用事例もあれば教えてください。
お客様の業種・業態は幅広く、総合メーカー、文教系、弊社と同業のIT系など、幅広く活用頂いておりますね。大手だけではなくベンチャー企業なども働き方改革の観点から活用頂いております。Azureだからこそ、様々な選択肢を提案でき、幅広いニーズに対して応えることができると認識しております。
WVDに関していうと、現在PoC(Proof of Concept)の段階で、今現状はお客様もまずはWVDを知りたい、試してみたいというニーズが多く、それに対して対応している状況ですね。WVDの登場により従来と比べ何が大きく変わるかというと、構築のスピードが格段に変わります。
PoCでもシンプルな構成でよいのであれば、1~2日ぐらいで構築できてしまいます。従来は要件確認から構築完了まで、なんだかんだで3週間ぐらいは要していました。逆にいうとその分運用等で付加価値を高めていかないと、と考えております。
── 今後の展望を教えてください。
まずWVDに関しての情報発信を積極的に行っております。弊社では「CloudSteady」というクラウドサービス、IoT、AI、ビッグデータなどのテクノロジー活用支援を目的とした、サービスサイトを運営しているのですが、その中で技術ブログのコーナーがあり、ここでWVDの情報についての発信を行っています。
自分たちで試すことでノウハウを貯めることはもちろん、情報発信を続けることで「WVDを依頼するならパーソルプロセス&テクノロジー」というブランディングをしたいという目的も兼ねています。その他にもVM稼働管理ツールという弊社独自の管理ツールも提供しており、Azure環境を提供する際の付加価値としております。
WVD関連のセミナーも積極的に行っております。直近では1月31日に行いますので、ご興味ありましたらぜひお越し頂けると嬉しいです。
セミナー紹介
- タイトル:導入課題をまるっと解消!WVD サービス紹介から本番導入プロセスまで一挙紹介 WVDサービス紹介セミナー
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