日本オラクルは、同社の人材管理クラウド「Oracle Cloud HCM」の「Oracle Learning」を、鹿島建設が採用したと発表した。今回の採用は、VUCA(Volatility、Uncertainty、Complexity、Ambiguity)時代に必要とされる俊敏性を備えた戦略的な人材管理・育成の実施が目的となっている。
鹿島建設は、6月に一部稼働を開始した「Oracle Talent Management」によって、約1万名の社員のキャリアに関する情報を一元管理する。これにより、将来のキャリア目標を登録・活用することができるようになった。今回、新たに「Oracle Learning」を採用し、「Oracle Talent Management」と連携して活用していく。
従来は、社員研修の実施にあたって人事担当者が1人ひとりに案内を送り、受講歴を取りまとめるなど、事務作業に多くの時間が必要だった。「Oracle Learning」の採用によって、集合/オンライン研修を統合的に管理できるようになり、人事担当者は研修コンテンツの充実など本来の人材開発業務への注力が可能になる。
また、「Oracle Talent Management」に蓄積しているキャリア志望や目標などのデータと研修受講歴を紐づけることで、社員1人ひとりに最適な研修を効率的に推奨できる。
ほかにも、研修管理、eラーニング、動画共有などに対応しており、SNSを活用したソーシャルラーニング機能によって、社員同士の自主的な学習を促進する。